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平成20年4月 第2312号 (4月16日)

「はしか」のガイドライン 文科省が作成 全国の学校に配布

 文部科学省は厚生労働省とともに学校におけるはしか(麻しん)対策のガイドラインを作成した。四月中に国公私立の小中学校、高校、大学などに配布することになっている。
 わが国では二〇〇七年に高校・大学を中心とする学校等でのはしか(麻しん)流行を経験した。従来は乳幼児の疾患と考えられがちであったはしかを学校保健上の重要な課題として位置づけ、学校も積極的にはしか対策に取り組んでいくことになった。
 学校及びその設置者が効果的なはしか対策を行うためには、@はしかの感染力及び重篤性を十分に理解し、日頃から十分な予防策を施す、B万一、はしかが発生した場合には迅速な対応をとる―ことが重要である。
 このため、学校が効果的なはしか対策を進める上で必要な技術的情報を具体的にまとめたガイドラインを作成した。ガイドライン作成にあたっては国立感染症研究所感染症情報センターが技術的情報を提供した。
 ガイドラインは、@はしか発生の予防(平時の対応)、Aはしか発生時の対応―の二つからなっている。

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