平成20年4月 第2312号 (4月16日)
■特色GP理科教室成果・理科教育センター発足報告会を開く 工学院大学
工学院大学(大橋秀雄理事長、三浦宏文学長)は、去る三月二十九日に同大新宿キャンパスにおいて、特色GP理科教室最終成果報告会ならびに理科教育センター発足報告会を行った。
平成十六年に採択された特色GPのテーマ「大学の先生と楽しむ理科教室」は、学生主導による子どもたちへの理科教育振興と地域貢献の一環として、理科教室の開催、支援参加の学生への教育効果が認められている。同GP事業は二十年度で最終年度を迎えるが、引き続き同大では「理科教育センター」を発足し、スーパーサイエンスティーチャー養成、高大連携等、発展的に理科教育の事業を行う。
特色GP理科教室最終成果報告会のはじめに、同大学の水野明哲副学長が「同GPについては最終年度となるが、『小学生の理科離れ』の改善に寄与するため、理科教室は今後益々発展させていきたい。今回の報告会が有意義な会になることを期待している」と挨拶を述べた。続いて、同GP委員会委員長の木村雄二学長補佐が申請・採択の経緯を説明し、各担当者が補助金実績報告や事業実施報告を行った。
理科教室の実施報告では、各課程の支援学生代表者、地方自治体代表者、小学校教職員代表者らがそれぞれの立場から報告をした。
休憩中には、理科教室紹介のデモンストレーションが行われ、学生らが理科の実験を再現した。
その後、理科教育センター発足報告会が行われ、同センターの事業展開の紹介や、理科教育の普及・振興にむけての講座開催も予定している、といった報告があった。