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平成20年4月 第2310号 (4月2日)

第128回春季総会 平成20年度事業計画・予算決まる
  議事終了後の懇親会に渡海文科大臣も出席
  新会長に大沼淳氏(文化女子大学理事長・学長)を再任

 日本私立大学協会(大沼 淳会長)は去る三月二十七日(木)、東京・市ヶ谷のアルカディア市ヶ谷において、加盟三七七大学から二一一大学二六〇名余が出席して、平成二十年春季総会(通算第一二八回)を開催した。総会では、平成二十年度の事業計画案・予算案を原案通り承認・決定するとともに、任期満了に伴う役員改選、さらに、高等教育激動期の私立大学の振興・発展方策など重要課題を協議した。なお、新会長には大沼 淳氏(文化女子大学理事長・学長)が再任された。また、総会の議事終了後の懇親会には、文部科学省から渡海紀三朗文科大臣、原田令嗣文科大臣政務官をはじめ、多数の幹部がかけつけた。併せて、私学関係団体等からも多数出席して、市ヶ谷堤の満開の桜の下で、新たなスタートを祝うとともに、私学振興、ひいては高等教育の発展を期す懇親の夕べとなった。(2面に写真特集、3面に事業計画)

 開会に当り、大沼会長は「四年に一度の役員の改選という重要な総会であり、私学を取り巻く諸課題への体制を固めなければならない。先達たちが築き上げてきた諸制度も、時代の流れの中で制度疲労を来し、基本的な問題がきちんと見直されずに今日に至っている面も多い。私学の在り方、我が国の教育の在り方など重要問題を議論していかなければならない。そのようなことに思いを馳せながら、観桜会を思わせる市ヶ谷堤の満開の桜の下で、重要な転換点における総会となった。全国の皆様のご協力を切にお願いしたい」と挨拶し、昨年十二月八日に逝去された同協会最高顧問(前会長)の橘重義氏(東京理科大学元理事長)に対し、「ご冥福を祈りたい」と述べ、出席者全員で黙祷した。
 次に、平成十九年度下期に新加入の(学)城西医療学園の設置する日本医療科学大学(新藤宣夫理事長、佐藤泰正学長)が紹介され、暖かい歓迎の拍手に包まれた。

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