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平成20年3月 第2309号 (3月26日)

工学と芸術の融合目指す
 武蔵工大・多摩美大が連携

  (学)五島育英会(山口裕啓理事長)の武蔵工業大学(中村英夫学長)と(学)多摩美術大学(藤谷宣人理事長・清田義英学長)は、去る三月十七日に武蔵工業大学の世田谷キャンパスにおいて、包括連携協定を締結した。
 社会生活や文化をより豊かにすることを目指し、工学と芸術との新たな発展に寄与したいとの両校の想いが一致し、工学分野の教育・研究資源を有する武蔵工業大学と、芸術分野の教育・研究資源を有する多摩美術大学とが、組織的な連携・協力を推進、教育・研究の一層の発展を図るために協定を締結した。
 同協定調印式では、(学)多摩美術大学の藤谷理事長が「工学と芸術、論理と感性の融合については、人間社会の営みの中では古来より深い関係にあり、文化・生活を豊かにするためには実現しなくてはならないこと。土地柄、本部が近いということもあり、お互いに新たな発展のため交流を深めたい」と挨拶を述べた。
 続いて、(学)五島育英会の三留克弘専務理事が「建築等の分野におけるデザインという面でのコラボレートや、地域に密着した大学連携をとることに期待する」と述べ、また挨拶の中で、同法人が設置する学校について平成二十一年度から名称変更をし、武蔵工業大学は「東京都市大学」となることに触れた。
 同協定の骨子は次のとおり。
 @教育研究に係る教職員及び研究者の交流に関すること、A学生の交流に関すること、B共同研究の推進及び研究集会等の実施に関すること、C施設の相互利用に関すること、D学術・教育資料、刊行物及び情報の交換に関すること、E産業振興など地域経済の発展に関すること、F教育・文化の振興、生涯学習の推進に関すること、Gその他相互に連携協力することが必要と認められる事項。

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