平成20年3月 第2309号 （3月26日）
■北東アジア地区会議開く
新議長に胡建淼氏（中国）
ＩＡＵＰ（世界大学総長協会）は、去る三月七日、八日の両日、東大阪市の大阪商業大学において「ＩＡＵＰ北東アジア地区会議」を開催し、世界各地域から役員等三四名が参加した。
七日には、ホテルニューオータニ大阪で歓迎夕食会が催され、翌八日には、同大学の大会議室において、同地区会議開催の目的を確認するとともに、次期同地区議長の選出、今後の活動計画、次回の地区会議の開催等について協議した。
会議では、はじめに、ＩＡＵＰ副会長の谷岡一郎同大学理事長・学長が司会を務め、バイパン・イウＩＡＵＰ副会長の開会の挨拶、アルバロ・ロモ同事務総長の各地域の活動状況報告が行われた。引き続く同地区の役員選出では、中国の浙江工商大学学長のヒュー・ジアンミァオ（胡建淼）氏が推薦され、全会一致で承認された。
次に、ポンチャイ・モンコヴァニットＩＡＵＰ会長が同地区会議の開催と新議長の選出に対しお祝いの言葉を述べた。
休憩の後、新議長が抱負を述べ、韓国やロシアの代表から同地区における今後の活動計画が発表された。
なお、次回の同地区会議は、新議長国の中国・杭州で二〇一〇年（上海でエキスポが開催予定）に開催することが決まるとともに、二〇〇九年には台湾で開くことも提案され、決まった。その際に副議長等の役員も決めることとなった。
引き続いて開かれたシンポジウムでは、原野幸康ＩＡＵＰ元事務総長が開会の挨拶をした後、中国、韓国、台湾、日本の代表から、認証・評価、高等教育情勢などについてそれぞれ講演があり、相互の議論の後、閉会となった。
