平成20年3月 第2308号 (3月12日)
■G8に向け青年サミット
学生団体がネットワーク
本年七月に北海道の洞爺湖で開催されるG8サミットを機に、「青年の声」を高める活動を行う青年団体のネットワーク「ジャパン・ユース・G8・プロジェクト」は、去る三月七日から九日まで、横浜市の横浜市三ツ沢講演青少年野外活動センターにおいて、「持続可能な社会のための日本青年サミット」を開催した。
同プロジェクトは、環境や貧困など様々な課題をテーマに活動する青年団体を、「持続可能な社会の実現」という一つの目的に結びつけてプラットフォーム(場)を作り、様々なキャンペーン等を行うもの。このたびは、その一環として開催され、全国からおよそ一〇〇名の青年が参加した。
当日は、「G8サミットの論点と世界の潮流」と題した、国際問題評論家の北沢洋子氏による基調講演のほか、気候変動、生物多様性、水問題、感染症、軍縮等国際課題をテーマとした分科会、青年と地方自治体、青年と教育機関、また、川田龍平参議院員を招いた青年と政府等、青年をアクターと捉えた分科会等が開催された。
プログラムの後半には分科会ごとの声明と今後のアクションプランを作成し、全体で共有。青年活動の更なる連携を誓った。
このたびの参加団体には、全国の大学の環境サークル等のネットワークであるエコ・リーグや、国際青年NGOのア・シード・ジャパン、日本国際連合協会の学生部である日本国際連合学生連盟、地球規模の課題に取り組む青年団体のネットワークであるYDPジャパン等が加わり、熱心な学生たちが三日間に亘り昼夜を惜しんでの議論を繰り広げた。