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平成20年2月 第2306号 (2月27日)

橘前会長を「偲ぶ会」 役員等が別れを告げる

 去る二月二十二日、日本私立大学協会(大沼 淳会長)は、昨年十二月八日に逝去された同協会最高顧問の橘重義前会長の「偲ぶ会」を、東京・市ヶ谷の私学会館(アルカディア市ヶ谷)でしめやかに執り行った。
 当日は、同協会役員のほか、同協会の関東地区連絡協議会会員校等の代表者約一二〇名が遺影に花を手向け、別れを告げた。
 黙祷の後、大沼会長は、「我が国を代表する物理学者として、東京理科大学を今日の姿に導びかれた私学人・大学人として、そしてまた、全国私学の地位向上と高等教育の普及拡大・高度化のため、日本私立大学協会の会長・全私学連合代表として、日々ご活躍された橘先生のことがただただ走馬灯のごとく思い返されます。ここに、日本私立大学協会は慎んで橘先生のご冥福を祈り、ご生前の数々のご功績に対し、衷心より重ねて敬意と感謝の念を捧げ、お別れの言葉とします」などと追悼の辞を述べた。
 また、御令室の京子氏は「主人がここ私学会館へ来るのも今日が最後となりました。永年にわたり支えていただいた皆々様に、主人に代わりまして御礼申し上げます」と深々と頭を下げられた。
 続いて、同協会の廣川利男副会長が「今日は橘先生が大好きだった赤ワインで」と献杯の音頭をとった。
 会食・懇談に移り、同協会の森田嘉一副会長、(財)日本高等教育評価機構専務理事の原野幸康同協会前常務理事から橘先生の思い出が語られ、弔電が披露されて閉会となった。
 なお、葬儀・告別式は密葬にて昨年十二月に執り行われている。

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