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平成20年2月 第2304号 (2月13日)

病床利用率は83.5% 「病院報告の概況」

 厚生労働省は一月に、全国の病院、療養病床を有する診療所での患者の利用状況や従事者の状況をまとめた、平成十八年病院報告の概況をまとめた。
 それによると、病院の一日平均在院患者数は一三五万八九六五人で、前年比一・七%(二万三二二五人)減少した。このうち、精神科病院は、二四万二三六人で前年比〇・九%減少、一般病院は、一一一万八六四三人で、前年比一・八%減少した。
 病床の種類別の一日平均在院患者数は、一般病床は七〇万七〇一一人、療養病床は、三二万五七七三人、精神病床は、八万一三九八人で、療養病床のうち、介護療養病床は、一〇万四七七一人だった。
 一日平均新入院患者数は三万九一一三人、一日平均退院患者数は三万九二四三人だった。
 療養病床を有する診療所の療養病床の一日平均在院患者数は、一万七二〇九人で、介護療養病床は六四九〇人だった。
 一日平均外来患者数は、一五二万五一八五人で前年比三・四%(五万四四五五人)減少した。このうち、精神科病院は五万二〇四四人で、前年比三・一%増加し、一般病院は一四七万三一三六人で、前年比三・七%減少した。
 人口一〇万対一日平均外来患者数は、一一九三・七人で前年比四二・六人減少した。都道府県別にみると、高知県一八六〇・五人が最も多く、次いで香川県一七五一・三人で、静岡県九三二・〇人、埼玉県九四一・〇人などが少ない。
 一日平均在院患者数の病床の種類別構成割合は、精神病床二三・七%、療養病床二四・〇%、一般病床五二・〇%だった。
 都道府県別では、精神病床の割合が高いのは、宮崎県三三・六%、療養病床は高知県四四・二%、一般病床は滋賀県六〇・三%だった。
 人口一〇万対一日平均在院患者数を病床の種類別にみると、精神病床は二五一・七人で前年に比べ二・七人減少、療養病床は二五五・〇人で前年に比べ六・〇人減少した。一般病床は五五三・三人で、前年に比べ八・八人減少した。
 病院の病床利用率は八三・五%で、前年比一・三ポイント低下した。病床の種類別では、精神病床は九一・一%、療養病床は九一・九%、一般病床は七八・〇%、介護療養病床は九四・一%だった。
 療養病床を有する診療所の療養病床の病床利用率は七六・八%で二・二ポイント低下、介護療養病床は七九・四%だった。

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