平成20年2月 第2304号 (2月13日)
■私学振興懇談会開く 渡海文科相ら出席
全私学連合(安西祐一郎代表)は、去る一月三十日、東京・市ヶ谷のアルカディア市ヶ谷において、自民党をはじめ与党の文教関係国会議員約四〇名のほか議員秘書、さらに文部科学省からは渡海紀三朗大臣をはじめ幹部多数も出席して、「私学振興懇談会」を開催した。
この懇談会は、平成二十年度の私立学校関係政府予算ならびに税制改正など、私学振興の成果に対して謝意を表する目的で開かれたもので、私学側からは全私連の役員ほか私学関係者多数が出席した。はじめに、安西代表がお礼の言葉を述べ、続いて中山成彬自民党文教制度調査会長は、政府の厳しい財政事情を訴えるとともに「国力の低下に歯止めをかけるべく、私学の皆さんには工夫して知恵出しをお願いしたい」と述べた。また、渡海大臣は「私大の果たす役割は大きい。皆さんに大いにがんばっていただけるよう、私もがんばっていく」と述べた上で、厳しい管理運営にも留意して欲しいと語った。伊吹文明自民党幹事長も登壇し、「教育は目の前のことに目が向き過ぎていないか、しっかりした“明日の人材育成”に意を用いたい」などと述べた。その後、日本私立中学高等学校連合会の吉田 晋副会長の音頭で乾杯し、和やかな懇談が繰り広げられた。