平成20年2月　第2303号　（2月6日）

■学生の創作スペースKAIT工房　神奈川工大が竣工式

　神奈川工科大学（中部謙一郎理事長、小口幸成学長）は、去る一月二十五日、神奈川・厚木の同大学キャンパスにおいて、創作活動の専用施設「ＫＡＩＴ工房」の神事・竣工式を挙行した。
　現在、同大学ではキャンパスの再開発を進めているが、このたびはその一環として、大学のカリキュラム上の施設ではなく、学生の自主的活動を支援する施設の一つとして設置した。
　工房内には作業、木工、鋳造加工、パソコン・印刷の各スペースがある。技術支援スタッフが常駐し、作業に必要な工具の貸出や材料・部品の販売ショップなどもある。
　竣工式では、設計に携わった新進気鋭の建築家石上純也氏が挨拶。側面がガラス張りで、無数の細い柱が屋根を支える構造について、「林間学校のような伸び伸びした夢のある工房をイメージした」と説明した。
　その後、小口学長が「このたびのキャンパス再開発の目玉として作った。学生の研究活動に生かしてもらいたい」と述べ乾杯、歓談の後、閉会となった。