平成19年12月 第2298号（12月19日）
■創立30周年 薬剤師育成に新たな決意
日本私立薬科大学協会（会長＝髙栁元明東北薬科大学理事長・学長）は、去る十一月二十七日、東京・湯島の東京ガーデンパレスにおいて、文部科学省の銭谷眞美事務次官をはじめ、厚生労働省等の関係者、更に大学関係者ら多数が出席し設立三〇周年の記念祝賀会を盛大に開催した。
矢内原千鶴子副会長（大阪薬科大学理事長）の開会の辞に続いて髙栁会長が挨拶に立ち、出席者に礼を述べるとともに「医療現場を中心に展開される教育こそが六年制の薬学教育に課せられた大きな課題である。今後は、これまで以上に薬剤師会、病院、医学部等との密接な連携の下、一致団結して問題解決に当っていきたい。今日、六年制課程の定員数でみると、全体の九〇％を私立大学が占めており、薬剤師養成において私立大学が担う役割と責任は大きい。社会の期待に応え、二十一世紀の新時代にふさわしい薬学教育・研究の実現に邁進していきたい」との新たな決意を述べた。
その後、銭谷文科事務次官、厚労省の黒川達夫大臣官房審議官（代読）の祝辞が述べられ、鏡開きの後、佐藤登志郎元会長（（財）日本高等教育評価機構理事長）の乾杯の発声と続き、祝宴となった。
なお、同協会会員数は、現在五五大学を数え、三〇年前の設立時の二七大学の二倍を超える発展を遂げている。
