平成19年11月 第2296号(11月21日)
■[新刊紹介]
政策立案の「技法」−職員による大学行政政策論集− 伊藤 昇編著
同書は立命館大学の大学行政研究・研修センターが行っている大学幹部職員養成プログラムの政策立案演習の経験をまとめたもので、総論と論集で構成されている。
総論は、大学職員が「大学アドミニストレータ」あるいは「プロの職員」として、問題を発見し課題を特定し、それを解決する政策を立案する方法・手続きを、政策立案の「技法」としてまとめたもの。それは、具体の問題を、具体に解明し、具体に(政策的)解決するための方法・手続きである。
論集はその技法を使った政策立案の成果である政策論文の中から八篇をまとめたものである。これらの政策論文は、大学職員がどのような問題意識や課題認識を持って仕事にあたっているか、また、職員が業務においてどのような教育的機能をはたしているか、その一端を理解してもらおうという意図を込めて選択している。
学費に依存している私立大学は、その財政上の制約は教育研究資源の制約となっている。私立大学において大学改革を賢く続けるためには、組織そして個々の職員の仕事のあり方と力量がますます重要になってきている。同書は、その重要性に対する大学行政研究・研修センターとしての一つの回答である、としている。
政策立案の「技法」 ―職員による大学行政政策論集―
A5判・並製280頁
定価2,415円(税込)
発行所 (株)東信堂
TEL:03-3818-5521 FAX:03-3818-5514
A5判・並製280頁
定価2,415円(税込)
発行所 (株)東信堂
TEL:03-3818-5521 FAX:03-3818-5514