平成19年11月 第2296号(11月21日)
■全国学力・学習状況調査
文部科学省は去る十月二十四日、「平成十九年度全国学力・学習状況調査」(全国学力テスト)の結果を公表した。
同調査では、小学校第六学年、中学校第三学年の原則として全児童生徒を対象に、教科に関する調査(国語、算数・数学)、主として「知識」・「活用」に関する調査、生活習慣や学習環境等に関する質問紙調査(児童生徒に対する調査・学校に対する調査)を実施。参加学校数が約三万三○○○校、参加児童生徒数が約二三○万人、小学校・中学校ともに私立の実施率は六割にとどまった。
調査結果の概要は次のとおり。
@「知識」に関する問題の結果、中学校の数学においては、基礎的・基本的な知識や技能を更に身に付けさせる必要がある。
A「活用」に関する問題の結果、小学校、中学校の国語、算数・数学のすべてにおいて、知識や技能を活用する力に課題が見られた。
四三年ぶりの実施となった同調査だが、平成二十年度も実施をすることとなり、「平成二十年度全国学力・学習状況調査」に関する実施要領を決定、去る十一月十四日に関係者に通知された。調査実施日は、平成二十年四月二十二日。