平成19年11月 第2294号(11月7日)
■関西支部秋季総会開く 当面する諸課題に団結して臨む
日本私立大学協会の関西支部(支部長=森田嘉一京都外国語大学理事長・総長)は、去る十月十六日、京都市内のホテルを会場に、平成十九年度関西支部秋季総会を開催した。同支部所属の七五大学から六四大学七○名の代表者が出席し、私学をめぐる諸課題などについて協議した。
協議に先立ち、森田支部長が挨拶で、同総会の多数の出席者に御礼を述べ、「本年の日本私立大学協会の秋季総会が十一月末に沖縄にて開催される。来年は、関西(大阪)において同秋季総会が開催されるので、その開催に当たって協会本部はもとより支部加盟校各位の一致団結が必要」と語った。
議事に入り、新年賀詞交歓会を、来る平成二十年一月十一日に、大阪ガーデンパレスで開催することを確認した後、六月一日の支部春季総会以降の二大学の評議員変更について報告があった。
また、十月一日より新規加盟の森ノ宮医療大学を紹介し、続いて支部役員として、神戸学院大学の岡田芳男学長、関西福祉科学大学の江端源治理事長、奈良大学の市川良哉理事長を選任し、本部役員として支部から神戸薬科大学の棚橋孝雄学長、大阪経済大学の真銅孝三理事長が選任されたことが報告され、会場は期待の拍手に包まれた。
六月二十九日に開催された初任者研修会については、四一大学九五名の参加により、基礎知識の修得を目的とした研修が実施されたとの報告があった。
本部報告では、同協会の小出秀文事務局長が、協会事業の展開状況をはじめ、中央教育審議会の学士課程教育についての審議経過等を中心に、私学に関係する諸課題について詳細に報告した。
その後、講演が行われ、文部科学省高等教育局私学部の磯田文雄部長が「私学をめぐる諸問題」と題して、私学経営の状況、大学教育改革の現状、私学助成関連について解説した。
森田支部長の感謝の意を含む閉会の挨拶により協議は終了し、その後は懇親会が催され、各大学の状況などについて情報交換が行われた。