平成19年10月 第2293号(10月24日)
■創立60周年記念等で祝賀会
学校法人片柳学園(片柳鴻学園長・理事長)は、去る十月十日、東京・港区のグランドプリンスホテル新高輪において、学園内外の関係者一二○○名が参集して、学園創立六○周年、併せて東京工科大学、日本工学院八王子専門学校二○周年記念の祝賀会を盛大に催した。
開会の挨拶に立った片柳理事長は、「昭和二十二年(一九四七年)、東京・大田区蒲田の焼け野原に小さな創美学園の校舎を建てたのが始まりであり、各種学校としての認可を受けた。また、編物科、珠算科、英語科、人形科なども次々と開設した。そして、テレビ放送が本格的にスタートした昭和二十八年(一九五三年)には『日本テレビ技術学校』を設立した。昭和三十九年(一九六四年)の東京オリンピックの時には、約三○名の本校生がNHKの技術補助員としてカラー放送の実況中継に参加した。その後、北海道専門学校、東京工科大学、八王子専門学校を開設し、今日では専門学校三校、大学・大学院合わせて二万名余りの在校生の規模にまで発展するとともに、二○万余りの人材を卒業させている。今後とも、『理想的教育は理想的環境にあり』との理念に即応しながら質の高い実学教育に邁進したい」との熱い思いを語った。
引き続いて、石原慎太郎東京都知事を始め、文科省の清木孝悦生涯学習総括官、有馬朗人(財)日本科学技術振興財団会長、吉川弘之(独)産業技術総合研究所理事長ら各界からの多くの来賓が祝辞を述べた。
乾杯に移り、日本私立大学協会の大沼 淳会長が、各種学校関係団体の役員をされていた頃に、共に苦難の道を歩んできた思い出を振り返りつつ、「乾杯!」と杯を高く捧げた。
その後、懇談が繰り広げられてお開きとなった。