平成19年10月 第2292号(10月17日)
■九州支部が事務局長会議開く
20年度事務研の内容協議
日本私立大学協会の九州支部(支部長=西村駿一別府大学理事長)では、去る九月二十一日、福岡市のソラリア西鉄ホテルにおいて、事務局長会議を開催した。同会議は、今年で一二回目を迎え、福岡県地区の九州産業大学、九州栄養福祉大学および九州共立大学が当番を務め、同支部所属の三六大学から三九名が出席して行われた。また、議事終了後には講演も行われた。
会議に先立ち、九州産業大学の山下寛彦理事長から、当番大学を代表して歓迎の挨拶があり、その後、九州産業大学の渋田隆治事務局長(議長)のもと、報告事項および議事が行われた。
報告事項では、別府大学の日高紘一郎常任理事から、新規加入大学の学校法人鎮西学院の長崎ウエスレヤン大学の紹介、同支部事務局長会議小委員会の開催状況等の報告があった。今年度同支部主催の事務研修会について、長崎国際大学の山口 孝事務局長から報告があり、報告事項の最後に、当番大学の九州産業大学から、来年度(第一三回)の同支部事務局長会議の当番大学(熊本県地区)の紹介があった。議事では、第一○回同支部主催の事務研修会(平成二十年実施)について熱心な討議が行われた。
また、同協会の小出秀文事務局長から、「私立大学を取り巻く諸情勢」と題して、私立大学の現状等について、私立大学関係政府予算案、学校法人関係税制改善対策、教育再生会議および中央教育審議会の審議動向等、教育改革について、詳細に解説があった。
議事終了後の講演では、始めに、中村学園大学の坂田利家栄養科学部学部長から「メタボリックシンドロームに弱い日本人」と題して、メタボリックシンドロームは内臓脂肪が溜まることから始まる、日本人は内臓脂肪が溜まりやすい遺伝素因を持っている、内臓脂肪蓄積量を減らすための運動の勧め等、最近大きな話題となっているメタボリックシンドロームについての講演が行われた。
続いての講演では、九州国立博物館の三輪嘉六館長が「博物館の活性化」と題して、博物館をいかに活性化していくか、環境への配慮、博物館の多目的な活用方法、危機管理(免震装置)、入館者への配慮等について、さらには、九州国立博物館の目標「学校よりも面白く、教科書よりわかりやすい」等について具体的に説明した。
最後に、九州産業大学の岡本 徹総務部長から、閉会の挨拶があり、すべての日程を終了した。