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平成19年9月 第2288号(9月19日)

学生フォーミュラ 59チームが熱戦繰り広げる

 社団法人自動車技術会は、第五回全日本学生フォーミュラ大会―ものづくり・デザインコンペティション―を九月十二日〜十五日の四日間、静岡県掛川市/袋井市のエコパ(小笠山総合運動公園)にて開催した。
 今大会は六一チームから参加申し込みがあり、韓国からの三チーム、台湾からの一チームを含む五九チームがエントリーした。
 全日本学生フォーミュラ大会は、日本と海外の大学、短大、高専等から集まった学生チームが約一年かけて製作した車両を持ち寄り競われる大会で、コスト、プレゼンテーション、設計の静的イベント、ならびに車検後のアクセラレーション、スキッドパッド、オートクロス、エンデュランスの動的イベントを四日間にわたって行い、車両性能のみならずものづくりの総合力を競うというもの。
 総合優秀賞は上智大学、二位に国士舘大学、三位が金沢大学となった。四日間にわたる熱戦の主な結果は次のとおり。
 ▽静的優秀賞=一位:上智大学、二位:金沢大学、三位:横浜国立大学
 ▽コスト賞=神奈川工科大学、二位:武蔵工業大学、三位:日本大学理工学部
 ▽プレゼンテーション賞=一位:上智大学・横浜国立大学、三位:日本大学理工学部・金沢大学
 ▽デザイン賞=一位:上智大学、二位:金沢大学、三位:東京電機大学
 ▽加速性能賞=一位:国士舘大学、二位:大阪市立大学、三位:静岡大学
 ▽スキッドパッド賞=一位:国士舘大学、二位:上智大学、三位:金沢大学
 ▽オートクロス賞=一位:上智大学、二位:京都大学、三位:金沢大学
 ▽省エネ賞=一位:武蔵工業大学、二位:首都大学東京、三位:東海大学
 ▽耐久走行賞=一位:国士舘大学、二位:上智大学、三位:芝浦工業大学
 ▽ルーキー賞=一位:ホンダテクニカルカレッジ関西、二位:山梨大学、三位:成蹊大学
 優勝チームは来年開催予定の2008 FISITA Formula SAE World Cupへの出場権を獲得、また、今回特別に、ベストものづくり・デザイン賞が贈られ、副賞として北京オリンピックの聖火リレーのランナーとなる権利が与えられた。
 総合成績一位から三位までの車輌は十月下旬から開催される第四○回東京モーターショーに展示される。
 このほか、開催地に程近い静岡理工科大学には、大会期間中にマシントラブルのあったチームへの部品提供・修理などの協力があったことに対して感謝状が贈られた。

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