平成19年9月 第2287号(9月12日)
■27月の完全失業率3.6% 「労働力調査」
総務省は八月三十一日、平成十九年七月の労働力調査の結果を発表した。それによると、完全失業率(季節調節値)は三・六%で前月に比べ〇・一ポイント低下した。
1、就業状態別人口
前年同月に比べ、労働力人口は三万人(〇・〇%)、非労働力人口は二三万人(〇・五%)それぞれ増加した。
2、就業者の動向
就業者数は六四五八万人と前年同月に比べ三七万人(〇・六%)増、一〇か月連続で増加した。男性は二八万人、女性は九万人それぞれ増加した。
雇用者数は五五三五万人と前年同月に比べ五三万人(一・〇%)増と二九か月連続で増加した。
自営業主・家族従業者数は八九四万人と前年同月に比べ九万人減少した。
非農林業雇用者数及び対前年同月増減では、非農林業雇用者は五四八九万人と四九万人(〇・九%)増、三一か月連続で増加した。常雇は四七二六万人と二七万人(〇・六%)増、二九か月連続で増加。臨時雇は六五六万人と二二万人(三・五%)増、四か月ぶりの増加。日雇は一〇七万人と前年同月と同数。
企業の従業者規模別非農林業雇用者数及び対前年同月増減では、一〜二九人規模は一六八三万人と八万人(〇・五%)減、二か月連続で減少。三〇〜四九九人規模は一八九一万人と四万人(〇・二%)増、五か月連続で増加。五〇〇人以上規模は一三一二万人と二〇万人(一・五%)増、二か月ぶりで増加した。
主な産業別就業者数及び対前年同月増減では、農林業は二八四万人と一二万人(四・四%)増加。建設業は五四五万人と一三万人(二・三%)減少。製造業は一一七八万人と一八万人(一・六%)増加。運輸業は三二六万人と一一万人(三・三%)減少。卸売・小売業は一一一一万人と八万人(〇・七%)増加。飲食店、宿泊業は三四六万人と一万人(〇・三%)増加。医療、福祉は五七〇万人と六万人(一・一%)増加。サービス業は九三三万人と一二万人(一・三%)減少した。
3、完全失業者の動向
完全失業者数は二三四万人と前年同月に比べ三四万人(一二・七%)減、二〇か月連続で減少した。男性は一八万人(一一・〇%)、女性は一六万人(一五・二%)それぞれ減少した。
求職理由別完全失業者のうち、「勤め先都合」は五二万人と前年同月に比べ七万人、「自己都合」は九一万人と同一二万人それぞれ減少した。
完全失業率(季節調整値)は三・六%と前月に比べ〇・一ポイント低下。男性は三・七%と〇・一ポイント、女性は三・三%と〇・二ポイントそれぞれ低下した。
年齢階級別では、男性は二五〜三四歳を除くすべての年齢階級で、完全失業者数及び完全失業率ともに前年同月に比べ減少(低下)した。
女性は四五〜五四歳及び六五歳以上を除くすべての年齢階級で、完全失業者数及び完全失業率ともに前年同月に比べ減少(低下)した。
完全失業者のうち、「世帯主」は五一万人と前年同月に比べ一二万人減少した。