平成19年8月 第2285号(8月22日)
■専門職大学院推進プログラム 法科・教員養成で38件
文部科学省では、このたび、平成十九年度「専門職大学院等教育推進プログラム」について選定する取り組みを決定した。
同プログラムは、高度専門職業人養成を行う専門職大学院や学校教員の養成を行う大学等において、理論と実務を架橋した実践的な教育方法等の開発・充実を行う優れた取り組みを支援するもの。このたびは、テーマ@:法科大学院における教育方法・内容の開発・充実、テーマA:大学等における教員養成教育の充実が募集対象。六月上旬に一〇八件の申請を受け付け、選定委員会(委員長:平松一夫関西学院大学長)において審査が行われ、新たに三八件の取り組みを選定した。取り組み名称と大学は次の通り。
テーマ@
▽実務技能教育指導要綱作成プロジェクト―名古屋大他一五校
▽実務科目等の内容の明確・標準化の調査研究―京都大他七校
▽九州・沖縄連携実習教育高度化プロジェクト―九州大他三校
▽全国法曹キャリア支援プラットフォーム―明治大学他一二校
▽法学未修者対応型の教育プログラムの展開―北海道大
▽心理学的法曹実務教育プログラムの構築―東北大
▽総合的実務基礎教育のモデル形成―千葉大
▽トランスナショナル・ロー・プログラム―東京大
▽継続的法曹倫理教育の開発―一橋大
▽展開・先端科目を中心とした教材開発―横浜国立大
▽高度理論教育を目的とした教育改善の取組―京都大
▽紛争の予防能力と修復能力を備えた法曹養成―大阪大
▽総合法律教育に関する手法と教材の開発―神戸大
▽医療・福祉分野での地域連携法曹教育の確立―岡山大
▽ローセンターを活用した臨床教育の高度化―熊本大
▽仲裁・ADR・交渉の実践と予防法務―上智大
▽犯罪被害者支援による地域貢献プログラム―愛知大
▽地域密着型司法臨床教育の模索と拡充―立命館大
▽映像養育を活用した総合的法実務教育の実施―関西大
▽先進的シミュレーション教育手法の開発―関西学院大
テーマA
▽幼保統合の「保育実践知」教育プログラム―奈良教育大他一校
▽生きる教師力を育む特別支援学校教員養成―鹿児島大他一名
▽女性中核教員養成女子大学連合モデル―日本大他四校
▽実践知の伝承と創造―秋田大、▽驚きと感動をつたえる理科大好き先生の養成―埼玉大
▽確かな理科授業力のある小学校教員の養成―東京学芸大
▽即応力を育成する教職大学院教育課程の構築―上越教育大
▽問題志向のコースワーク設計による人材育成―信州大
▽スクールリーダー養成プログラムの開発―静岡大
▽KYOの特別支援教育トライアングルプラン―京都教育大
▽学校組織の危機対応教育プログラムの開発―大阪教育大
▽専門性の高い特別支援教育における教員養成―兵庫教育大
▽学校問題ネットワーク構築による大学院教育―奈良教育大
▽真に課題解決能力を育てるカリキュラム開発―岡山大
▽ちゃぶ台型ネットによる理科教育支援計画―山口大
▽教育の専門職養成のためのコアカリキュラム―鳴門教育大
▽発達障害と心身症への支援に強い教員の養成―佐賀大
▽教え学び支え合う教育現場間の連携づくり―南山大