平成19年7月 第2281号(7月18日)
■青少年と保護者調査 情報化社会と青少年
内閣府はこのほど、第五回情報化社会と青少年に関する意識調査の結果を発表した。調査対象は、青少年調査(平成十八年四月一日現在)は、満一〇歳から満二九歳までの男女二四六八人。保護者調査は、満一〇歳から満一七歳までの保護者一一四五人。調査期間は平成十九年三月九日〜三十日。主な集計結果は次のとおり。
パソコン・携帯電話等(携帯電話及びPHS)の使用状況は、パソコン使用が小学生七七・四%、中学生八一・二%、高校生八八・六%。パソコンでインターネット利用が小学生五八・三%、中学生六八・七%、高校生七四・五%だった。携帯電話等の使用は、小学生三一・三%、中学生五七・六%、高校生九六・〇%。携帯電話等でインターネットを利用が小学生二七・〇%、中学生五六・三%、高校生九五・五%だった。
パソコンによるインターネット利用の内容では、小学生が学校の宿題六七・二%、ホームページやブログを見る五七・五%、メール一五・六%、中学生がホームページやブログを見る六六・八%、学校の宿題五一・〇%、メール三三・九%、高校生がホームページやブログを見る六八・五%、学校の宿題四八・五%、メール二八・一%だった。
インターネット利用時に気をつけていることでは、あやしげなリンクをクリックしないが小学生五三・九%、中学生六四・〇%、高校生六六・八%。暴力的、性的、反社会的な内容を含むサイトにはなるべくアクセスしないが小学生三〇・〇%、中学生四三・四%、高校生四〇・七%だった。
子どものインターネット利用に関して心配なことでは、子どもが暴力的、性的、反社会的な内容を含むサイトにアクセスすることが父親三七・七%、母親四〇・九%、詐欺などの犯罪に巻き込まれることが父親三七・一%、母親三六・三%だった。
パソコン・携帯電話等を利用している人のフィルタリング・サービス等の認知・使用状況では、知っているが小学生二・二%、中学生一一・三%、高校生一六・九%、父親四二・六%、母親二八・九%。使っているが小学生〇・五%、中学生一・〇%、高校生二・七%だった。
携帯電話等のフィルタリング・サービスを知っているが小学生三・五%、中学生七・一%、高校生一三・八%、父親三二・三%、母親一六・五%。使っているが小学生一・二%、中学生〇・八%、高校生一・一%だった。