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平成19年7月 第2280号(7月11日)

地域社会へ貢献目指す 名称変更記念し式典挙行

 学校法人ノースアジア大学(小泉 健理事長兼学長)は去る六月二十四日、秋田市内のホテルにおいて、法人ならびに大学、高校、幼稚園・保育園の名称変更を記念する「学校法人ノースアジア大学記念式典・祝賀会」を挙行した。
 同大学は、昭和二十八年に秋田県内初の私立の高等教育機関として「秋田短期大学」を開学、時代と地域社会の要請に応えて変遷を遂げ、学園運営や教育研究体制のさまざまな改革を推進している。
 現在、秋田はもとより国際社会において活躍できる人材の育成を目指し、海外の大学・企業等と交流協定を結ぶなど国際交流機会の充実を図っている。また、来年度の観光学科開設に向けて、民間企業や自治体とも連携協定を結び、「観光」を中心に産官学が一体となり地域の活性化を図る体制を整えている。
 式では初めに小泉理事長が現在の教育活動と改革への取組みを述べ「これまで以上に情熱を持って教育に取組み、活力ある人材を育成し、微力ながら地域社会、国際社会に貢献していきたい」と決意を述べた。
 来賓を代表して銭谷眞美文部科学省初等中等教育局長が「国際的な視野に立って、アジア、日本の北の地域を繋ぎ、地元秋田に根ざし、地域の発展と活性化に貢献し、世界に発信する大学になることを期待している」と祝辞を贈った。
 その後、小泉理事長と学生、生徒、園児らが除幕を行い、「ノースアジア大学」のロゴマークを披露、盛大な拍手の中で式典を終了した。
 続いて行われた祝賀会では、小出秀文日本私立大学協会事務局長が「このたびの名称変更は、高度化された情報産業と国際化に向かう大学の的確な対応と感じました。今後は、理事会・教職員と理念を共有し、目標の実現に進んでいただきたい」と祝辞を述べた。
 また、脚本家で同大学客員教授の内館牧子氏が「この改革により学園が必ず良い方向に進むと感じている。多くの卒業生にも素晴らしい学園にすることを誓い、そのために力添えしたい」と考えを述べた。
 列席した関係者は、今後より一層の連携・協力による学園、地域の発展を目指すことを誓った。

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