平成19年6月 第2278号(6月27日)
■ポートアイランドキャンパス開設記念式典催す 開学40周年記念事業の一環
神戸学院大学(溝口史郎理事長、眞弓忠範学長)では、昨年、開学四○周年を迎えており、その一環として神戸市のポートアイランドに「ポートアイランドキャンパス」を開設し、去る六月二日、その開設記念式典を挙行した。
式典では、眞弓学長、溝口理事長が式辞ならびに挨拶に立ち、「大学はグローバルでなければ生きていけないが、ローカルでなければ生きる資格がない。新キャンパスは海と空の港町にあり、行政や企業、民間の様々な機能が集積する神戸の中心に開設した、いわば都市共生キャンパスである。教育・研究の両面から産・官・民との幅広い連携を推進し、実践的な学びを具現していきたい」などと力強い決意と抱負を語った。
引き続き来賓祝辞では、伊吹文明文部科学大臣(代読・中岡 司大学振興課長)のほか、矢田立郎神戸市長、北口寛人明石市長がそれぞれ新キャンパスの誕生と同大学のますますの発展を祝った。
記念式典の終了後には、中谷喜洋氏(ハーバード大学ダナファーバー癌研究所教授〈同大学薬学部卒〉)が「最前線の科学の嘘と真について」と題する記念講演で、DNA解析など遺伝子レベルの専門的な話を熱っぽく語った。
記念講演の後には、会場をポートピアホテルに移して盛大な祝賀会が催され、日本私立大学協会副会長・関西支部長の森田嘉一氏(京都外国語大学理事長・総長)が祝辞を述べるとともに鏡開き等も行われ、祝いの歓談の輪が広がった。
同大学は従来の有瀬キャンパス、長田キャンパスに新たにポートアイランドキャンパスを加えた三つのキャンパスを拠点に、二十一世紀の新しい大学として大きく羽ばたき始める。