平成19年6月 第2276号(6月13日)
■[新刊紹介]
大学改革の社会学 天野郁夫 著
筆者は高等教育をフィールドとする教育社会学の研究者として、大きく分けて二〇〇四年に刊行した『日本の高等教育システム』、次に『大学改革 秩序の崩壊と再編』、そして今回の『大学改革の社会学』を発表してきた。
『大学改革の社会学』はさまざまなテーマの問題を論じた二三編の論文を、六つの主題に括っている。Aアメリカを震源とする世界的な大学像の変動の中に、わが国の大学を位置づける試みに諸論文を収めた「変貌する大学像」、B大学審議会・中教審大学分科会の諸答申について解題的論文を集めた「政策と改革の展開」、C個別の改革問題を取りあげた諸論文を三つの主題に分けて収録している。まずは「法人化と大学院改革」、次にD「教員・評価・法学教育」、そしてE「学力・選抜・教養教育」、最後にF大学改革にとって周辺的なテーマについての論文「改革の周縁」で構成されている。
大学改革の社会学
A5判並装、284頁
定価(本体4,200円+税)
発行所:玉川大学出版部
TEL:042-739-8935 FAX:042-739-8940
A5判並装、284頁
定価(本体4,200円+税)
発行所:玉川大学出版部
TEL:042-739-8935 FAX:042-739-8940