平成19年6月 第2276号(6月13日)
■取り巻く諸情勢を協議 関西支部春季総会を開く
日本私立大学協会の関西支部(支部長=森田嘉一京都外国語大学理事長・総長)は、去る六月一日、神戸市内のホテルにおいて平成十九年度の春季総会を開催し、本年度の事業計画案、予算案ならびに関西支部役員人事、関西支部部則の一部改正などを決定した。
総会に先立って、歴史作家の童門冬二氏による講演が行われた。
東京都庁幹部から歴史作家に転じた異色作家の童門氏が「歴史に学ぶリーダーシップ」と題して、戦国武将のリーダーシップを現代に通ずるものとして具体例を交えて講演した。
講演後の総会には、所属する七四大学から五五大学六六名の代表者らが参集した。
はじめに、森田支部長が日頃の支部運営に対する各大学の理解と協力に謝辞を述べた後、「最近の私学を取り巻くめまぐるしい情勢のなかで、来年度本協会の秋季総会を関西支部が担当することや、関西支部加盟校の増加に伴い、支部部則の一部改正を提案したい」と挨拶した。
協議では、十八年度の事業報告と収支決算および監査報告を全会一致で了承した後、初任者研修会や新年賀詞交歓会等の実施を盛り込んだ十九年度事業計画案と予算案を原案どおり承認した。
次に、同協会届出評議員の変更紹介、同協会役員人事(理事・大阪工大摂南大学坂口正雄理事長、大阪歯科大学今井久夫理事長・学長、追手門学院大学鈴木多加史学院長・学長)の紹介、支部役員人事では、支部の理事として新たに大阪経済大学真銅孝三理事長、神戸薬科大学棚橋孝雄学長が選任された。
また、新たに関西支部に所属した京都情報大学院大学、近大姫路大学が紹介された。
続いて、関西支部部則の一部改正に伴い、@副支部長を置くこと、A理事の定数「一〇人以上二○人以内」から「一〇人以上二五人以内」に改める原案が承認された。
議事終了後は本部報告に移り、同協会本部から出席した吉村 猛総務部長が事業の推進状況について報告するとともに、当面する私学振興上の諸課題について詳細な説明を行った後総会は閉会となった。
その後は、懇親会が催され、情報交換や意見交換などが行われた。