Home日本私立大学協会私学高等教育研究所教育学術新聞加盟大学専用サイト
教育学術オンライン

平成19年6月 第2275号(6月6日)

「学生支援GP」第1回実施委員会 公募要領説明会開く
申請受付は6/28〜7/2 8月下旬選定

 文部科学省は去る五月十一日、平成十九年度の新規事業の「新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム」(学生支援GP)の第一回実施委員会(小出忠孝委員長)〈実施:日本学生支援機構〉を、東京・市ヶ谷のアルカディア市ヶ谷で開催した。
 この事業は、学生の人間力を高めて人間性豊かな社会人を育成するため、各大学・短期大学・高等専門学校における、入学から卒業までを通じた組織的かつ総合的な学生支援のプログラムのうち、学生の視点に立った独自の工夫や努力により特段の効果の上がっている取組を含む優れたプログラムを選定し、広く社会に情報提供するとともに、財政支援を行うことで、各大学等における学生支援機能の充実を図るものである。
 当日は、冒頭に委員の互選により小出忠孝愛知学院大学学院長・学長を委員長に選出するとともに、同プログラムの公募要領(案)、申請書(様式)(案)、申請書作成・記入要領(案)、審査要項(案)などが事務方から説明されて協議が行われた。
 このプログラムのポイントは、現在大学等で行われている学生支援の取組(修学支援、学生相談、就職支援、経済的支援、課外活動支援、留学生への支援など)をさらにステップアップさせるもので、現状の学生支援について教育・研究との関連、学外との連携、学生ニーズとのマッチング、教職員の共通認識の有無、評価システムなどの観点から精査し、それらを効果的・総合的な方法等による新しい発想の下で改善・充実させる「新たな取組」(経費補助の対象となるもの)をめざすものである。
 @募集内容等は、A大学、短期大学、高等専門学校の区分とし、各区分に一件のみ申請できる。A学長等が申請する。B申請書の提出先は(独)日本学生支援機構とする。また、選定されたプログラムのうち「新たな取組」に係る経費として、大学区分では上限額四一〇〇万円/年、基準額二五〇〇万円/年、四年以内の支援を行う。
 なお、スケジュールは、六月六日に東京、同七日に大阪で公募要領(文科省のHPからダウンロード)説明会を実施、六月下旬に公募を開始し、七月上旬に公募締切とし、ペーパーレフェリー等による書面審査、八月下旬のヒアリングを経て実施委員会で最終的な選定プログラムを決定する。

Page Top