平成19年5月 第2274号(5月23日)
■読書活動(高校)37.8% 学校図書館の現状
文部科学省は四月下旬、学校図書館の現状に関する調査の結果を発表した。
一二学級以上の学校における司書教諭発令状況(平成十八年五月現在)は、小学校が国立九七・三%、公立九九・六%、私立九四・七%、中学校が国立九五・九%、公立九九・〇%、私立八九・八%、高等学校が国立一〇〇%、公立九七・七%、私立九四・九%だった。
読書活動の状況(公立)のうち、全校一斉の読書活動の実施状況は、小学校が九三・七%、(朝の始業前に実施八六・四%)、中学校が八一・二%、(同七四・四%)、高校が三七・八%(同三〇・八%)だった。
図書の読み聞かせやブックトークの実施状況は、小学校が七四・一%、中学校が二一・三%、高校が八・五%だった。読書感想文コンクールの実施状況は、小学校が三九・一%、中学校が三九・二%、高校が四七・二%だった。ボランティアを活用している学校数の割合は、小学校が六九・六%、中学校が、一六・三%、高校が二・三%だった。公共図書館との連携を実施している学校数の割合は、小学校が六二・六%、中学校が三七・六%、高校が三四・六%だった。
学校図書館の図書等の整備状況(公立)のうち、蔵書冊数(十七年度末)は、小学校が二万二二三〇校で、一億六二五三万五〇〇〇冊、中学校が一万一一六校で九一四四万六〇〇〇冊、高校が三九三八校で八五七三万四〇〇〇冊だった。
一校当たり蔵書冊数(同)は、小学校が七三一二冊、中学校が九〇四〇冊、高校が二万一七七一冊だった。
学校図書館図書標準の達成学校数の割合(同)は、小学校が四〇・一%、中学校が三四・九%だった。
蔵書のデータベース化の状況(平成十八年五月現在)は、小学校が三七・六%、中学校が三八・五%、高校が七一・六%だった。
学校図書館図書の購入額(公立、十七年度決算額)は、小学校が九〇億円、中学校が六〇億だった。