平成19年5月 第2272号(5月9日)
■科学研究費補助金 私大の総額254億4683万円
平成19年度科学研究費補助金(配分を受けた全私立大学分)
一面に掲載のとおり、平成十九年度の科研費の配分額が決定した。私立大学には、全体の一四・六%に当たる二五四億四六八三万円(対前年度約三五億円増)が配分され、また基盤研究(B)、(C)にも導入された注目の間接経費は四三億三四八八万円(対前年度三二億九四六九万円増)となり、約四・一七倍に拡充されている。
一方、国立大学には、全体の六八・七%に当たる一一九六億五一八四万円が配分されている。また、公立大学には、全体の四・七%に当たる八一億三七九五万円が配分され、短期大学や高等専門学校、企業等の研究所などには全体の一二・〇%に当たる二〇八億九八八一万円が配分された。
科研費全体のうち、直接経費の合計は一四五五億二三四三万円(対前年度七億四六九八万円増)で、私立大学には一四・五%が配分されている。また、間接経費の合計は二八六億一二〇一万円(対前年度一六七億四九一四万円増)で、私立大学には一五・二%が配分されている。
左表は、科研費の配分を受けた五〇八私立大学全体を配分合計額(直接経費+間接経費)順に並べたものである。
なお、国立大学への配分上位五大学は、@東京大学一九六億三五一八万円、A京都大学一三五億三七一八万円、B大阪大学九八億三一七四万円、C東北大学九六億七〇三七万円、D名古屋大学六二億六八六一万円などとなっている。