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平成19年4月 第2271号(4月25日)

理想の子どもの数は3人 社会意識に関する世論調査

 内閣府は四月二日、社会意識に関する世論調査の結果を発表した。調査は全国二〇歳の人を対象に去る一月十八日〜二月四日に実施(有効回収数五五八五人)した。調査項目は、@社会に対する意識、A国に対する意識、B社会の在り方等に関する意識等について。このうち、本紙ではA国に対する意識B社会の在り方等に関する意識の一部を掲載する。
 1、国に対する意識
 (1)国の政策への民意の反映程度
 全般的にみて、国の政策に国民の考えや意見がどの程度反映されていると思うかでは、反映されているが二〇・九%(かなり反映されている一・三%+ある程度反映されている一九・六%)、反映されていないが七五・三%(あまり反映されていない五四・五%+ほとんど反映されていない二〇・七%)だった。
 (2)日本の誇り
 日本の国や国民について、誇りに思うことは何かでは長い歴史と伝統が四三・六%、すぐれた文化や芸術が四一・八%と高く、以下、美しい自然が三六・五%、国民の勤勉さ、才能が二九・八%、治安のよさが二四・〇%などの順だった。
 (3)国を愛する気持ちの程度
 他の人と比べて、国を愛するという気持ちは強い方だと思うか、それとも弱い方だと思うかでは、強いが五二・一%、弱いが九・七%、どちらともいえないが三八・二%だった。
 (4)国を愛する気持ちを育てる必要性
 今後、国民の間に国を愛するという気持ちをもっと育てる必要があると思うかでは、そう思うが八〇・〇%、そうは思わないが一〇・二%だった。
 (5)良い方向・悪い方向に向かっている分野
 日本の状況が良い方向に向かっているのは、どのような分野かでは、科学技術が一九・七%、通信・運輸が一八・九%と高く、以下、医療・福祉が一六・五%、国際化が一三・九%、景気が一二・一%、防災が一一・五%などの順だった。なお、ない、わからないが三〇・三%だった。
 一方、悪い方向に向かっているのは、どのような分野かでは、教育が三六・一%、治安が三五・六%、雇用・労働条件が三三・五%、国の財政が三二・七%、医療・福祉が三一・九%の順だった。
 2、社会の在り方等に関する意識
 (1)理想の子どもの数
 理想として、自分自身に何人くらいの子どもがいるのが良いと思うかでは、〇人が〇・五%、一人が二・二%、二人が三四・五%、三人が五一・六%、四人が五・〇%、五人が一・八%で、わからないを除いた平均は二・六八人だった。次に、実際には何人の子どもを持てる、あるいは持てたと思うかでは、〇人が三・〇%、一人が一一・六%、二人が四四・四%、三人が二六・一%、四人が三・五%、五人が一・一%で、わからないを除いた平均は二・二二人だった。
 子育ての辛さの内容では、子どもの将来の教育にお金がかかることが四二・四%と最も高く、以下、自分の自由な時間がなくなることが二二・三%、体力や根気がいることが二一・〇%の順だった。
 (2)高齢期の生活の支え
 高齢者の支えで、主となるべきものは何かでは、自分自身での支えが二九・一%、家族の支えが四一・三%、社会全体での支えが二七・五%だった。

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