平成19年4月 第2271号(4月25日)
■現代GP申請状況 私大申請率56.8%(大学単独)<7月下旬結果公表>
現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)は、各種審議会からの提言等、社会的要請の強い政策課題に対応したテーマ設定を行い、各大学等が申請する取組の中から、特に優れた教育プロジェクト(取組)を選定し、広く社会に情報提供を行うとともに、財政支援をするもので、平成十九年度は、去る四月十二日に申請が締め切られ、文部科学省はこのほどその申請状況を発表した。その概要は次のとおりである。
▽申請件数=総合計六〇〇件(単独申請五七五件、共同申請二五件)で、単独申請のうち、大学四五六件(対前年度一四件増)、短期大学六一件(同一二件増)、高等専門学校五八件(同二件減)であり、さらに大学からの申請の内訳は、私立二五九件(同一二件増)、国立一五一件(同)、公立四六件(同二件増)などとなっており、私立の占める割合は五六・八%であった。
なお、単独申請の大学数でみると全体は三〇一校で私立一九三校、国立七五校、公立三三校となっており、私立の占める学校数の割合は六四・一%であった。
▽テーマ別申請件数=単独申請のうち、テーマ@「地域活性化への貢献(地元型)」一二六件(二一・九%)、テーマA「地域活性化への貢献(広域型)」一〇二件(一七・七%)、テーマB「知的財産・コンテンツ関連教育の推進」二七件(四・七%)、テーマC「持続可能な社会につながる環境教育の推進」七八件(一三・六%)、テーマD「実践的総合キャリア教育の推進」一四九件(二五・九%)、テーマE「教育効果向上のためのICT活用教育の推進」九三件(一六・二%)などとなっている。
平成十九年度は、六〇〇件の申請があったことから新たに一一〇件程度を選定する予定である(平成十七年度:申請五〇七件→選定八四件、平成十八年度:申請五六五件→選定一一二件)。
今後、専門家・有識者等からなる「現代的教育ニーズ取組選定委員会」で約三か月間審査を行い、七月下旬には選定結果を公表する予定にしている。