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平成19年4月 第2269号(4月11日)

2月の完全失業率4.0%
  就業者数(対前年)30万人増

 総務省は三月三十日、平成十九年二月の労働力調査の結果を発表した。それによると、完全失業率(季節調整値)は四か月連続で四・〇%だった。就業者数は六三〇二万人と前年に比べ三〇万人増加した。完全失業者数は二七〇万人と前年に比べ七万人減少、一五か月連続で減少を続けている。

 一、就業状態別人口
 前年同月に比べ、労働力人口は二三万人(〇・四%)増、非労働力人口は五万人(〇・一%)増加した。
 二、就業者の動向
 就業者数は六三〇二万人と前年同月に比べ三〇万人(〇・五%)増、五か月連続で増加した。男性は三九万人増加、女性は八万人減少した。雇用者数は五四六八万人と前年同月に比べ五八万人(一・一%)増と二四か月連続で増加した。
 自営業主・家族従業者数は八〇一万人と前年同月に比べ三〇万人減少、一九か月連続で減少した。
 非農林業雇用者数及び対前年同月増減では、非農林業雇用者は五四二二万人と五三万人(一・〇%)増、二六か月連続で増加。常雇は四六四八万人と三九万人(〇・八%)増、二四か月連続の増加。臨時雇は六六五万人と七万人(一・一%)増、二か月連続の増加。日雇いは一〇八万人と六万人(五・九%)増、二か月連続で増加した。
 企業の従業者規模別非農林業雇用者数及び対前年同月増減では、一〜二九人規模は一六六九万人と七万人(〇・四%)減少で三か月連続の減少。三〇〜四九九人規模は一八六二万人と六万人(〇・三%)減少で二七か月ぶりので減少。五〇〇人以上規模は一三一六万人と七三万人(五・九%)増で四か月連続の増加となった。
 主な産業別就業者数及び対前年同月増減では、農林業は一九九万人と四万人(二・〇%)減少、建設業は五四五万人と一〇万人(一・八%)減少、製造業は一一五四万人と九万人(〇・八%)減少、運輸業は三二七万人と四万人(一・二%)減少、卸売・小売業は一一〇一万人と六万人(〇・五%)減少、飲食店、宿泊業は三五一万人と二四万人(七・三%)増加、医療、福祉は五七〇万人と一三万人(二・三%)増加、サービス業は九〇五万人と四万人(〇・四%)増加した。
 三、完全失業者の動向
 完全失業者数は二七〇万人と前年同月に比べ七万人(二・五%)減少、一五か月連続で減少。男性は一五万人(八・四%)減少、女性は八万人(八・二%)増加した。
 求職理由別完全失業者のうち、「勤め先都合」は六八万人と前年同月に比べ三万人の増加、「自己都合」は一〇一万人と一〇万人減少した。完全失業率は四・〇%と前月と同率だった。男性は四・〇%と前月に比べ〇・一ポイント低下、女性は四・〇%と前月に比べ〇・二ポイント上昇した。
 年齢階級別では、男性は六五歳以上を除くすべての年齢階級で、完全失業者数及び完全失業率ともに前年同月に比べ減少(低下)した。女性は四五〜五四歳及び五五〜六四歳の各年齢階級で、完全失業者数及び完全失業率ともに前年同月に比べ減少(低下)した。

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