平成19年4月 第2269号(4月11日)
■16大学の「認定」を公表 平成18年度の認証評価結果
(財)日本高等教育評価機構(佐藤登志郎理事長)は、去る三月二十九日、同機構会議室において平成十八年度の大学機関別認証評価の判定結果を公表した。
平成十八年度には申請のあった一六大学(桜美林大学、大阪電気通信大学、鹿児島国際大学、岐阜経済大学、京都嵯峨芸術大学、埼玉医科大学、産業能率大学、帝京科学大学、新潟医療福祉大学、日本女子体育大学、八戸工業大学、広島文教女子大学、福岡歯科大学、別府大学、武蔵野大学、明海大学〈以上五〇音順〉)から提出された自己評価報告書及び関連資料に基づいて、評価チームごとに書面調査及び実地調査を実施した。その後、大学からの意見申し立てを受けつけ、大学評価判定委員会において最終的な判定を行った上で「評価報告書」を取りまとめた。
その結果、一六大学は同機構が定める評価基準をいずれも満たしており、「認定」とする旨の判定結果を公表した。
ただし、「定員超過の新設学科について、完成年度の収容定員充足状況を学部全体と合わせて平成二十二年七月までに書面で報告すること」の条件を付した大学一校と「大学、大学院、短期大学部が教授会を合同会議として運営している点について、それぞれの教育理念、教育方法など相違があるはずで、別個に慎重な検討が必要であるとし、今後は、それぞれの教育課程における課題の相違を認識し、会議・運営の在り方については区分・整理していく必要がある」との改善点を指摘した大学一校とがあった。
これら一六校の認定期間は平成十八年四月一日から平成二十五年三月三十一日までとなる。
なお、同機構では平成十九年度に三八大学の機関別認証評価を予定している。