平成19年３月　第2266号（３月14日）

■大学の就職内定率87.7％　短大は70.6％

　文部科学省及び厚生労働省は三月十三日、平成十八年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査（二月一日現在）の結果を発表した。
　それによると、大学、短期大学、高等専門学校全体の就職内定率は八六.七％で、前年同期を二.六ポイント上回った。
　調査対象校は、国立大学二一校、公立大学三校、私立大学三八校、短期大学二〇校、高等専門学校一〇校、専修学校二〇校。調査対象人員は六二五〇人（うち、専修学校五六〇人）。カッコ内は前年度卒業学生の就職率（平成十八年四月一日現在の調査結果）。

　一、全体
　大学の就職内定率は、前年度同期調査比一.九ポイント増の八七.七％（九五.三％）。うち、国公立は同六.〇ポイント増の九〇.三％（九四.四％）、私立は同〇.七ポイント増の八六.九％（九五.五％）、短大は同一.六ポイント増の七〇.六％（九〇.八％）、高専は同四.七ポイント増の九八.四％（九六.七％）だった。

　二、男女の別
　男子　大学では前年度同期調査比一.二ポイント増の八八.五％（九五.五％）。うち、国公立は同五.二ポイント増の八九.九％（九五.三％）、私立は同〇.一ポイント増の八八.一％（九五.六％）、高専は同四.七ポイント増の九八.四％（九六.七％）だった。
　女子　大学では同二.八ポイントポイント増の八六.八％（九五.〇％）。うち、国公立は同六.九ポイント増の九〇.八％（九三.五％）、私立は同一.五ポイント増の八五.五％（九五.五％）、短大は同一.六ポイントポイント増の七〇.六％（九〇.八％）だった。

　三、大学の文理別
　文系　前年度同期調査比一.六ポイント増の八七.〇％。うち、国公立は同六.一ポイント増の九〇.〇％、私立は同〇.五ポイント増の八六.三％だった。理系　同三.七ポイント増の九一.二％。うち、国公立は同六.一ポイント増の九一.二％、私立は同二.一ポイント増の九一.三％だった。

　四、大学の地域別
　北海道・東北地区は前年同期調査比一.九ポイント増の八三.六％、関東地区は同〇.二ポイント増の九一.九％、中部地区は同三.二ポイント増の八八.七％、近畿地区は同二.九ポイント増の八七.六％、中国・四国地区は同三.九ポイント増の八〇.八％、九州地区は同四.二ポイント増の八二.二％だった。

　五、専修学校
　全体の内定率は、前年度同期調査比七.一ポイント増の八三.三％（九一.八％）。うち、男子は同六.四ポイント増の八〇.〇％（九二.四％）、女子は同七.六ポイント増の八六.三％（九一.二％）だった。