平成19年2月 第2264号(2月28日)
■完全給食実施率88.7% 学校給食実施状況
文部科学省は二月十五日、平成十七年度学校給食実施状況等調査の結果を発表した。調査対象は平成十七年五月一日現在で全国の国公私立の小・中学校(中等教育学校前期課程を含む)・特殊教育諸学校・夜間定時制高校。
一、学校給食実施状況
学校給食を受けている幼児・児童・生徒数は全体で約一〇二九万人(九三・三%)。このうち、完全給食の実施率は八八・七%、前年比〇・一ポイントの増だった。
学校別の幼児・児童・生徒数及び実施率(カッコ内は完全給食率)では、小学校は約七一五万人で九九・三%(九八・七%)、中学校は約二九八万人で八二・二%(七〇・一%)、特殊教育諸学校は約九万人で約九〇・六%(八九・四%)、夜間定時制高校は約六万人で六三・六%(四四・六%)だった。
公立の小・中学校での調理方式別完全給食実施状況は、学校数の比率でみると、単独調理場方式が四五・四%、共同調理場方式が五四・六%で、共同調理場方式が〇・一ポイントの増だった。
国公私立学校等における栄養教諭・学校栄養職員数は一万二二二一人で、前年比八三人の増だった。
公立学校の給食調理員数は、六万九五七八人で前年比一〇八五人の減。また、非常勤職員の比率は、三三・七%で前年比一・八ポイントの増だった。
公立学校の保護者が負担する給食費の月額は、小学校低学年で三九二三円(給食回数一八八回)、中学年で三九四二円(同)、高学年で三九五二円(同)、中学校で四五〇一円(一八四回)となっており、前年比小学校で一三〜一七円、中学校で四四円の増となっている。