平成19年2月 第2264号(2月28日)
■グローバルCOEプログラム申請状況
全申請281件、私大から59件(約21%)
文部科学省は、このほど二月十四日、十五日に申請を受け付けた「グローバルCOEプログラム」の申請状況を発表した。
同プログラムは、平成十四年度から同十八年度まで五年間実施してきた「二十一世紀COEプログラム」の成果を踏まえ、その後継事業として、我が国の大学院の教育研究機能を一層充実・強化し、世界最高水準の研究基盤の下で世界をリードする創造的な人材育成を図るため、国際的に卓越した教育研究拠点の形成を重点的に支援し、国際競争力のある大学づくりの推進を目的としている。
全申請の大学数・件数は一一一大学・二八一件で、国公私立大学の内訳は、国立六〇大学・二〇〇件、私立三六大学・五九件、公立一五大学・二二件であり、私立大学の申請件数の割合は全体の約二一%であった。
分野別の申請状況は表@のとおりで、私立大学の申請件数割合は、生命科学二四%、化学、材料科学一六%、情報、電気、電子一九%、人文科学二八%、学際、複合、新領域二〇%となっており、人文科学分野の二八%が目立っている。
今後は、(独)日本学術振興会を中心に運営される「グローバルCOEプログラム委員会」(野依良治委員長)において審査が行われ、五月下旬を目途に採択結果が公表される予定である。(各分野ごとに一〇〜一五拠点程度を採択予定)
表@ 平成19年度「グローバルCOEプログラム」申請状況一覧
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