平成19年2月 第2263号(2月21日)
■認証評価の取組状況 評価のピークは20年度
文部科学省は、このほど、昨年十一月十四日から二十四日まで、すべての大学・短期大学(学生募集停止中または停止予定のものを除く)を対象に行った、認証評価の取組状況調査の集計結果を取りまとめた(回収率一〇〇%)。本紙では、大学七三三校(私立五七〇校、国立八七校、公立七六校。ほか重複一九校あり)の集計結果を掲載する。
すべての大学等は、教育研究、組織運営及び施設設備の総合的な状況について、七年以内ごとに、文部科学大臣の認証を受けた認証評価機関による認証評価を受けることが、平成十六年度から義務化された。したがって、平成十六年度に存在する大学等は、平成二十二年度までに認証評価を受けなければならない。
大学の認証評価を行う機関は、現在、(財)日本高等教育評価機構(以下、評価機構)、(財)大学基準協会(以下、基準協会)(独)大学評価・学位授与機構(以下、授与機構)の三機関があり、大学はこれら認証評価機関の中から評価を受ける機関を選択することになる。
これまでの認証評価の実施状況を年度ごとに見てみると、平成十六年度は基準協会三四校(私立二八校、公立六校)、平成十七年度は評価機構四校(私立四校)、基準協会二五校(私立一九校、国立一校、公立五校)、授与機構四校(国立二校、公立二校)、平成十八年度〈申請数〉は評価機構一六校(私立一六校)、基準協会四七校(私立四四校、公立三校)、授与機構一〇校(国立七校、公立三校)となっている。
今後の認証評価の実施(予定)時期と認証評価機関の選択について見てみると、平成十九年度は評価機構三九校(私立三九校)、基準協会五四校(私立四九校、公立五校)、授与機構三九校(私立一校、国立三八校)、平成二十年度は評価機構七一校(私立七一校)、基準協会五八校(私立五二校、公立六校)、授与機構三三校(私立二校、国立二五校、公立六校)、未決定六校(私立五校、公立一校)、平成二十一年度は評価機構五九校(私立五九校)、基準協会五九校(私立五三校、公立六校)、授与機構一五校(私立二校、国立九校、公立四校)、未決定一四校(私立八校、公立六校)、平成二十二年度は評価機構四〇校(私立四〇校)、基準協会三一校(私立二六校、公立五校)、授与機構一〇校(私立三校、国立二校、公立五校)、未決定一〇校(私立八校、公立二校)となっている。
そのほか、実施時期は未決定だが認証評価機関は決定しているのが評価機構一九校(私立一九校)、基準協会一〇校(私立一〇校)、授与機構四校(私立一校、国立二校、公立一校)、また、実施時期、機関ともに未決定なのが四一校(私立二六校、国立一校、公立一四校)となっている。