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平成19年2月 第2262号(2月14日)

新会長に山崎正和氏 教育振興基本計画に向け特別部会設置へ

 中央教育審議会は去る二月六日、東京都内のホテルで第四期総会を開催し、会長にLCA大学院大学長で劇作家の山崎正和氏を、副会長に兵庫教育大学長の梶田叡一氏、(社)日本経済団体連合会副会長の三村明夫氏をそれぞれ選出した。
 はじめに伊吹文明文部科学大臣から「教育の議論は意見が多様でまとめるのが大変むずかしい。政権与党の意見でまとめるのでなく、広く国民的視野から議論を進めていきたいので、ご協力いただきたい。鳥居泰彦文科省顧問の骨折で、約六〇年ぶりに教育基本法が改正された。新しい条件のもとで意識改革して新しい教育の幕開けにしたい」と述べるとともに、教員免許法、学校教育法、地方教育行政法などを約一か月でまとめていただきたいと挨拶があった。
 続いて池坊保子、遠藤利明両文科副大臣から、また、小渕優子文科大臣政務官から挨拶の後、鳥居文科省顧問が「初等中等教育では生徒をどう教育するか、教員の質や社会的地位をどう高めるか、また、教育委員会制度のあり方やガバナンスについてもご議論いただきたい。これからは大学経営者としての経験からも日本の教育に携わっていきたい」と述べた。
 山崎会長は、「教育振興基本計画について議論し、具体的な内容を示していきたい。そのためにも特別部会を設置して審議していきたい。また臨時委員、専門委員についても検討したい」などと述べた。

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