平成19年2月 第2262号(2月14日)
■特色GP実施委を開く 公募要領など決まる
文部科学省の国公私立大学を通じた大学教育改革の支援事業のうち、「課題に応じた教育内容・方法の高度化・豊富化の充実」を目的とした「特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)」〈予算予定額三一億円、対前年度四億円減〉について、去る一月三十一日、東京・市ヶ谷のグランドヒル市ヶ谷で開催された第三回特色ある大学教育支援プログラム実施委員会(委員長=絹川正吉前国際基督教大学学長、(財)大学基準協会を中心に運営)で、公募要領案等の検討が行われ決定した。同プログラムの概要は次のとおり。
(1)募集対象…各課程(学士・短期大学士)の教育目的を達成するために、これまで組織的・継続的に実施している教育方法等を更に充実・発展させる取組。学士課程は学部単位(同一学部内に修業年限が異なる複数の学科がある場合は学科単位)とする。また、昨年度までの修士課程は除外。なお、他の大学教育改革支援プログラムへの申請取組と同一・類似の取組等は対象外。
(2)申請等…学士課程、短期大学士課程につき一件とする。両申請区分とも、@教育課程の工夫改善を主とする取組、A教育方法の工夫改善を主とする取組、Bその他の工夫改善に関する取組の細区分がある。
(3)経費措置…経費の規模は、上限額を二七〇〇万円(年間)、基準額を一六〇〇万円(年間)とし、支援期間は二〜三年間以内。
(4)選定件数…申請件数の一五%程度とする予定(十八年度は四八件だったが、六〇件程度の採択可能)。
(5)提出期限…四月十六〜十八日(午前九時三〇分〜正午まで及び午後一時〜午後五時)。
(6)公募要領等の説明会…現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)と合同で、二月二十三日(大阪)、二月二十八日(東京)で開催する。文科省及び(財)大学基準協会のウェブサイトを参照のこと。
なお、同プログラムは平成十五年度に開始して五年目となり、採択される大学等は既に応募し尽くしており、採択件数も減少していることから十九年度が最後の募集となる。