平成19年2月 第2261号(2月7日)
■スポーツ・青少年局、文化庁 文科省予算案の主要事項
文科省予算案の主要事項
文部科学省の平成十九年度予算(案)の中からスポーツ・青少年局と文化庁関係についてそれぞれ主要事項を掲載する。スポーツ・青少年局予算(案)では、新規事業を含め対前年度約一三五億円増の一六四億一〇〇〇万円。また、文化庁予算(案)は対前年度約一〇億円増の一〇一六億五五〇〇万円となっている。カッコ内は対前年度増減額。△は減、概要は次のとおり。
スポーツ・青少年局
T、豊かなスポーツ環境づくりの推進
1、国際競技力の向上及び生涯スポーツ社会の実現=一三一億八五〇〇万円(二七億六〇〇万円)、@ナショナルトレーニングセンターの整備推進―八五億三〇〇〇万円(三〇億六五〇〇万円)、A日本オリンピック委員会補助― 二二億五八〇〇万円(同額)、Bアンチ・ドーピング活動の推進【拡充】― 一億二九〇〇万円(一四〇〇万円)、C総合型地域スポーツクラブの育成・支援― 八億三〇〇万円(△二億二八〇〇万円)、D体力向上キャンペーン等の展開― 二億七五〇〇万円(一億三六〇〇万円)、E子どもの体力向上のための調査研究の実施【新規】― 一億二六〇〇万円、F運動部活動等の活性化― 二億一三〇〇万円(△二四〇〇万円)
U、子どもの心身の健やかな発達を守るための健康教育の推進
1、子ども安心プロジェクトの充実=一九億六八〇〇万円(七九〇〇万円)、@危機管理マニュアルの作成・配布【新規】― 二二〇〇万円、A地域ぐるみの学校安全体制整備推進事業― 一四億五〇〇万円(〇)、B子どもの安全に関する情報の効果的な共有システムに関する調査研究― 一億五九〇〇万円(△四九〇〇万円)、C通学路の安全確保のためのスクールバス活用推進事業【新規】― 一億一五〇〇万円、D防犯教室の推進― 四〇〇〇万円(〇)、E防災教育教材の作成・配布【新規】― 五四〇〇万円、Fスポーツ施設等安全管理推進事業【新規】― 二三〇〇万円、G学校安全推進フォーラムの開催等― 一億五〇〇〇万円(△八七〇〇万円)
2、食育推進プランの充実=四億五一〇〇万円(六〇〇万円、@栄養教諭の専門性の高度化に関する先導的プログラムの研究開発【新規】― 一一〇〇万円、A栄養教諭を中核とした学校・家庭・地域の連携による食育推進事業― 一億二〇〇〇万円(〇)、B地域に根ざした学校給食推進事業― 七二〇〇万円(二〇〇万円)、C学校給食の衛生管理等に関する調査研究【新規】― 一三〇〇万円、D食生活学習教材の作成・配布等― 二億三四〇〇万円(△二〇〇〇万円)
3、学校すこやかプランの推進=二億七六〇〇万円(△一六〇〇万円)、@児童生徒の現代的健康課題への学校における取組に関する調査研究【新規】― 三五〇〇万円、A薬物乱用防止等に関する学校・地域連携推進事業【新規】― 三五〇〇万円、B性教育の指導に関する実践推進事業【新規】― 六〇〇〇万円、C児童生徒の心と体を守るための啓発教材の作成等― 一億四六〇〇万円(△一億四六〇〇万円)
V、青少年の健全育成の推進
1、青少年の意欲を高める体験活動の推進=二億九二〇〇万円(△七〇〇万円)、@青少年の意欲向上・自立支援事業― 一億八八〇〇万円(三〇〇万円)、A省庁連携体験活動ネットワーク推進プロジェクト【新規】― 五九〇〇万円、B問題を抱える青少年のための継続的活動の場づくり事業― 四五〇〇万円(△六〇〇万円)
2、青少年を取り巻く有害環境対策の推進=八六〇〇万円(二六〇〇万円)、@メディア安全・安心コンソーシアム等の構築【新規】― 五三〇〇万円、A青少年を取り巻く有害情報対策モデル事業等― 三三〇〇万円(△二七〇〇万円)
3、子どもの読書活動の推進=一億五二〇〇万円(五四〇〇万円)、@子ども読書応援プロジェクト【新規】― 一億五二〇〇万円
文化庁
T、文化芸術立国プロジェクトの推進
1、文化芸術創造プランの推進=一八五億九二〇〇万円(△三億八九〇〇万円)、@最高水準の舞台芸術公演・伝統芸能等への重点支援等―八三億二四〇〇万円(△七億九九〇〇万円)、A「日本映画・映像」振興プランの推進― 二二億二二〇〇万円(三六〇〇万円)、B世界に羽ばたく新進芸術家等の人材育成― 二二億三一〇〇万円(△一億九五〇〇万円)、C感性豊かな文化の担い手育成プランの推進― 五八億一五〇〇万円(五億六九〇〇万円)
2、「日本文化の魅力」発見・発信プランの推進=二二億六二〇〇万円(四億二九〇〇万円)、@地域の文化力活性化プランの推進― 一五億九〇〇〇万円(四億三〇〇万円)、A日本文化の発信による国際文化交流の推進―五億四五〇〇万円(三一〇〇万円)、Bコンテンツの保護と発信の推進― 一億二七〇〇万円(△五〇〇万円)
U、文化財の次世代への継承と国際協力の推進
1、文化財の保存整備・活用=三五三億六〇〇万円(九億八五〇〇万円)、@古墳壁画緊急保存活用等― 三億七三〇〇万円(△四億三三〇〇万円)、A史跡等公有化助成― 一五三億三九〇〇万円(二億一五〇〇万円)、B史跡等整備活用事業― 五二億三七〇〇万円(一億五〇〇〇万円)、C埋蔵文化財発掘調査等― 三八億八六〇〇万円(同額)、D文化財の保存修理等― 六九億一八〇〇万円(五億八七〇〇万円)、E文化財の防災施設等― 一一億八五〇〇万円(△一〇〇〇万円)、F国宝重要文化財等買上げ― 一五億九一〇〇万円(三億七三〇〇万円、G無形文化財等の次世代への継承・発展― 七億一三〇〇万円(六八〇〇万円)、HNPO等による文化財活用事業の推進― 二四〇〇万円(△五〇〇万円)、I日本の文化遺産保存活用等活性化事業【新規】― 四〇〇〇万円
2、文化財の国際協力の推進=二億四五〇〇万円(七二〇〇万円)、@文化遺産保護国際貢献事業― 一億六一〇〇万円(七三〇〇万円)、A西アジア文化遺産保護緊急協力― 八四〇〇万円(△一〇〇万円)
V、文化芸術振興のための文化拠点の充実
1、新たな文化拠点の整備=九〇億八八〇〇万円(△八億八三〇〇万円)、@平城宮跡保存整備― 二七億八八〇〇万円(七五〇〇万円)、A国立新美術館整備推進― 六三億円(△九億五八〇〇万円)
2、美術館等活動の推進=二九六億五一〇〇万円(一〇億二五〇〇万円)、@(独)国立美術館運営費等― 一七三億六八〇〇万円(七億三七〇〇万円)、(独)日本芸術文化振興会運営費等― 一二二億八三〇〇万円(二億八八〇〇万円)