平成19年１月　第2259号（１月17日）

■第３回マーケティング講座
福島氏（大学行政管理学会会長）も講演

　去る十二月六日、東京・市ヶ谷のアルカディア市ヶ谷において、ＮＰＯ法人グローカル・エデュケーション・サポート（山本溥理事長）が主催するマーケティング・リサーチの連続講座が開催された。
　第三回目となる同講座のテーマは「定性調査の手法とグループインタビューの実施方法」。民間の調査会社出身の中西眞知子中京大学経営学部助教授が講師となり、定性調査の主な手法である、フォーカス・グループインタビュー（集団によるディスカッション）、デプスインタビュー（一対一の面談）などについて解説、グループワーク形式で参加者同士が話し合いながら進行した。また、「戦略の形成とガバナンス確立のために求められる大学職員像」と題して、大学行政管理学会会長の福島一政日本福祉大学常務理事・執行役員・学長補佐・事務局長が、大学職員アドミニストレータのあり方について講演した。福島氏は、戦略的思考や人格を磨くこと、学生を信頼しきることの重要さを語り、「職員が変わらなければ大学は変わらない」と締めくくり、福島氏の言葉に参加者は熱心に耳を傾けた。
　連続講座最後の第四回は、本年一月十九日に開催される。