平成18年12月　第2256号（12月13日）

■高崎佐藤学園
　 創立100周年記念式典挙行　地域に信頼される学校を目指す

　群馬県高崎市の学校法人高崎佐藤学園（森本純生理事長）は、去る十一月二十二日、群馬音楽センターにおいて、創立一〇〇周年記念式典を行った。同学園は、明治三十九年に佐藤夕子先生が「女性の自主・自立」「婦徳の涵養」「良妻賢母」を教育の柱として、私立裁縫女学校を設立したことに始まる。
　開学より明治・大正・昭和・平成と引き継がれた創立者の建学の精神は、一〇〇年のさまざまな時代の要請に応え、現在では、高崎商科大学、高崎商科大学大学院、高崎商科大学短期大学部、高崎商科大学附属高等学校、高崎商科大学佐藤幼稚園を擁する総合学園へと発展している。
　当日は、教育関係者をはじめ、多くの同窓生・後援者・地域の関係者四一〇人を超える来賓を迎え、教職員・在学生・在校生・在園児を含めた約一八〇〇人が見守るなか、記念式典が盛大に挙行された。式辞の中で森本理事長は「一〇〇年間にわたる幾多の苦難を克服され、不滅の功績を残された偉大なお力と先見性を持ち合わせ、一生を教育に捧げられた創立者・佐藤夕子先生に、あらためて崇敬の念を抱くと同時に、時代の流れの中で経営、教育を後継され、まさに中興の祖と呼ばれるにふさわしい先達のご努力や、関係各位の絶大なるご後援のお陰による一〇〇年であると感謝したい。私立学校の使命は永続性にあると考えている。永続するための教育、経営はどうあるべきか。校祖・佐藤夕子先生が実践されたように、真に地域に信頼される、期待される学校にならなくてはならない。創立一〇〇周年にあたり、今後の学園のますますの発展充実のため、最大限の力を尽くすことを誓うものであります」と力強く述べた。
　式典終了後は、由紀さおり・安田祥子姉妹の記念コンサートが行われ、また、祝賀会は会場を同市内のホテルに移して盛大に催された。