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平成18年12月 第2255号(12月6日)

10月の完全失業率4.1% 7〜9月平均就業者(前年同期比)増加

 総務省は十二月一日、平成十八年十月と七〜九月期平均の労働力調査の結果をそれぞれ発表した。
 T、十月の結果
 1、就業状態別人口
 前年同月に比べ、労働力人口は五万人(〇・一%)増加、非労働力人口は八万人(〇・二%)増加した。
 2、就業者の動向
 就業者数は六四三七万人と前年同月に比べ二八万人(〇・四%)増、二か月ぶりの増加。男性は一万人減少、女性は二九万人増加した。
 雇用者数は五五〇二万人、前年同月に比べ四五万人(〇・八%)増、二〇か月連続で増加した。
 自営業主・家族従業者数は九〇四万人と前年同月に比べ二一万人減、一五か月連続の減少となった。
 非農林業雇用者数及び対前年同月増減では、非農林業雇用者数は五四五八万人と三九万人(〇・七%)増、二二か月連続の増加。常雇は四六九四万人と四六万人(一・〇%)増、二〇か月連続の増加。臨時雇は六五九万人と一六万人(二・四%)減、二か月連続の減少。日雇は一〇六万人と一〇万人(一〇・四%)増、二か月連続の増加となった。
 企業の従業者規模別非農林業雇用者数及び対前年同月増減では、一〜二九人規模は一六九四万人と二三万人(一・四%)増で一〇か月連続の増加。三〇〜四九九人規模は一八五二万人と九万人(〇・五%)増で二二か月連続の増加。五〇〇人以上規模は一三〇七万人と四万人(〇・三%)減で二か月連続で減少した。
 主な産業別就業者数及び対前年同月増減では、農林業は二七〇万人と三万人(一・一%)減少。建設業は五四五万人と八万人(一・四%)減少。製造業は一一七二万人と一七万人(一・五%)増加。運輸業は三二一万人と三万人(〇・九%)増加。卸売・小売業は一一一九万人と四万人(〇・四%)減少。飲食店、宿泊業は三四二万人と一四万人(三・九%)減少。医療、福祉は五八九万人と二七万人(四・八%)増加。サービス業は九四五万人と一五万人(一・六%)増加した。
 3、完全失業者の動向
 完全失業者数は二八一万人と前年同月に比べ二三万人(七・六%)減、一一か月連続で減少した。男性は七万人(三・九%)、女性は一五万人(一二・一%)それぞれ減少した。
 完全失業者のうち、「勤め先都合」は六五万人と前年同月に比べ八万人、「自己都合」は一〇九万人と六万人それぞれ減少した。
 完全失業率は四・一%と前月に比べ〇・一ポイント低下した。男性は四・三%と前月と同率、女性は三・八%と前月に比べ〇・三ポイント低下した。
 年齢階級別では、男性は一五〜二四歳、三五〜四四歳、四五〜五四歳及び五五〜六四歳の各年齢階級で、完全失業者数及び完全失業率ともに前年同月に比べ減少(低下)した。
 女性は一五〜二四歳、二五〜三四歳及び三五〜四四歳の各年齢階級で、完全失業者数及び完全失業率ともに前年同月に比べ減少(低下)した。
 U、七〜九月期平均結果
 就業者数は六四二六万人と前年同期に比べ九万人増加した。完全失業者数は二七三万人と前年同期に比べ一三万人減少した。
 地域別の完全失業率及び対前年同期増減は次のとおり。
 北海道五・三%(〇・一ポイント増)、東北四・七%(同率)、南関東三・八%(〇・四ポイント減)、北関東・甲信三・五%(〇・一ポイント減)、北陸三・六%(〇・六ポイント増)、東海二・八%(〇・五ポイント減)、近畿五・〇%(〇・一ポイント減)、中国三・三%(〇・二ポイント減)、四国三・九%(〇・一ポイント増)、九州五・三%(〇・二ポイント増)だった。

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