平成18年11月　第2253号（11月８日）

■グローカル・エデュケーション・サポート
　 第2回マーケティング講座開く

原野日本高等教育評価機構専務も講演

　大学経営のプロフェッショナルの育成を支援する、グローカル・エデュケーション・サポート（山本　溥理事長）は、去る十一月二日、東京・市ヶ谷のアルカディア市ヶ谷で、第二回マーケティング・リサーチ講座を開催した。
　同講座は、マーケティング・リサーチ専門の職員を育成するために、第一線で活躍する講師を招いて全四回の講座を行うもの。「大学のマーケティングでは、企業と違い、調査のプロセスや理論が重視される」と山本理事長が強調するように、企業のやり方をそのまま当てはめることはできないため、大学独自の養成が急務とされている。
　このたびの第二回では、具体的なマーケティング・リサーチの進め方、特に定量調査法（アンケート等）について、ＬＣＡ大学院大学企業経営研究科林　英夫教授の講演等があった。林氏は、リサーチの任務と計画の立案、手法の選択と調査票の作成、実施と報告書の作成等、調査の流れを具体的に説明した。
　また、講演では「大学の建学の精神と独自性」と題して、日本高等教育評価機構の原野幸康専務理事が、様々なエピソードを踏まえながら、私学の建学の精神や歴史について話した。
　第三回は、定性調査をテーマに、十二月六日に開催される。