平成18年11月 第2253号(11月8日)
■日本歯科大学
歯科医学の総合大学 日本歯科大100周年
去る十月八日、東京都内のホテルにおいて、日本歯科大学創立一〇〇周年記念全国校友大会が開かれた。
記念式典では、光安一夫校友会会長が一〇〇年の歴史を振り返り、幾多の困難を先人たちの知恵で乗り越え、伝統を継承しつつ今日の隆盛があるとの式辞を述べた。次に、中原 泉学長は「明治四十年に中原市五郎が私立共立歯科医学校を東京・大手町に創立して以来、“自主独立”の建学の精神のもと“学・技両全にして人格高尚なる歯科医師の養成”を建学の目的としてきた。今日、歯科医学の総合大学として東京と新潟に二つの生命歯学部を有する唯一の歯科大学である。卒業生も一万九〇〇〇名を輩出し、更に前進したい」と力強く抱負を語った。
その後は、(社)日本歯科医師会の大久保満男会長らの祝辞のほか、東儀秀樹氏による雅楽演奏が行われて閉式となった。
会場を移しての記念祝賀会では、来賓等による鏡開き、ジャズ歌手の阿川泰子氏のアトラクションなどが催されて閉会となった。
同大学は、昭和二十七年に新制日本歯科大学となって以降、同四十七年新潟歯学部を増設、同六十二年日本歯科大学新潟短期大学を開学、平成元年新潟歯学部「医の博物館」を開館、同十七年日本歯科大学東京短期大学を開学、同十八年歯学部を生命歯学部に、新潟歯学部を新潟生命歯学部にそれぞれ改称するなど、現在、二つのキャンパスに、大学院、生命歯学部、短期大学、附属病院などを擁する世界有数の歯科大学へと発展している。