平成18年10月 第2250号(10月18日)
■会長に金澤一郎氏
副会長に浅島、鈴村、土居の各氏
日本学術会議では、去る十月二日から四日にかけて、第一四九回総会を開催し、黒川 清会長の定年退任に伴う新会長に、会員の互選により金澤一郎氏を選出した。新会長による新副会長には、浅島 誠氏、鈴村興太郎氏、土居範久氏が指名された。会長、副会長の略歴は次のとおり。
会長:金澤一郎(かなざわ いちろう)
昭和十六年六月二十日生。東京大学医学部医学科卒。平成九年同大学医学部附属病院長。平成十四年国立精神・神経センター神経研究所長、皇室医務主管。日本学術会議には、平成十五年会員。平成十七年第二部部長。研究分野は、アルツハイマー病やパーキンソン病など神経変性疾患の臨床薬理学的研究及び脳内神経伝達物質に関する生化学・薬理学的研究、ハンチントン病や脊髄小脳変性症など遺伝性神経変性疾患の臨床遺伝学的研究及び分子治療の開発研究。
副会長:浅島 誠(あさしま まこと)
昭和十九年九月六日生。東京大学理学系大学院博士課程修了。平成十五年同大学大学院教養学部長。日本学術会議には、平成十七年副会長。研究分野は、動物科学、発生生物学。
副会長:鈴村興太郎(すずむら こうたろう)
昭和十九年一月七日生。一橋大学大学院博士課程単位修得退学。昭和五十九年同大学経済研究所教授。日本学術会議には、平成十二年会員。研究分野は、厚生経済学、社会的選択の理論、理論的産業組織論。
副会長:土居範久(どい のりひさ)
昭和十四年七月十一日生。慶應義塾大学大学院工学研究科博士課程管理工学専攻単位取得退学。昭和六十一年同大学教授。日本学術会議には、平成六年会員。平成十七年第三部副部長。研究分野は、計算機科学、情報セキュリティ。