平成18年10月 第2250号(10月18日)
■19年度入試センター試験 志願者0.4%減
現役志願者は1%以上の増
平成十九年一月に行われる大学入試センター試験の出願受付が十月十三日締め切られた。
同センターの発表によると、出願総数は十八年度の締切日と比べて約四〇〇〇人減の五二万八八九八人で、高校卒業見込者が十八年度の締切日と比べて約五〇〇〇人増の四二万四五七九人、高校卒業者等が十八年度の締切日と比べて約九〇〇〇人減の一一万三五五七人となっている。
なお、十月十三日の消印まで有効であり、最終志願者数は十一月上旬に確定する。
その最終志願者数は、例年二万人ほどが加わるので五四万九〇〇〇人前後になるとみられ、四年連続の減少となる。
高卒者が約二%減少する中で、約五〇〇〇人(一・二%)増加しているのは、大学進学率の上昇が見込まれることと、私立大・短大の大学入試センター試験参加校の増加(一一大学五三学部増で合計四五一大学一二三二学部、一七短大増で合計一五〇短大)、さらに、国立大の九割、公立大の四割が大学入試センター試験で五教科七科目以上を科すことから、少数科目の私立大の大学入試センター試験に流れる現役志願者層の拡大があるものと見られる。
一方、高校既卒者等は四年連続の減少であり、一部の難関大学を除いて、全体でみると、“広き門”となり受験生数が減少していることによる。