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平成18年10月 第2248号(10月4日)

東北工大
  新1号館が落成 宮城県沖地震に対応

 東北工業大学(岩崎俊一理事長・学長)では、かねてより建設中だった香澄町キャンパス新一号館が完成し、去る九月十五日、仙台市内のホテルにおいて、同時に完成した東北工業大学高等学校新一号館と併せて落成記念式典・祝賀会を盛大に挙行した。
  香澄町キャンパス新一号館は、近い将来、高い確率で発生が予想される宮城県沖地震に対する一連の対応策の一つとして建設された。建物は、管理棟と大教室棟からなり、地上四階・地下一階、鉄骨造りで延床面積は五二七〇平方メートル。プロポーザル方式で設計業者を決定した後、数次にわたる専門委員会やワークショップを経て、教職員・学生の総意を結集した形で基本設計がまとめられた。学生の利便性・安全性はもちろんのこと、市道に沿った松並木を借景とするなど、既設建物・敷地形状との調和を念頭に、太陽光発電、トイレ洗浄への雨水利用、夜間電力による床輻射冷暖房等、環境にも配慮した建物となっている。
  記念式典・祝賀会には、建設工事関係者をはじめ、大学・高校関係者、地域自治会代表者など、約四〇〇名が出席。岩崎理事長・学長の式辞に続いて、藤井栄治法人本部事務局長による工事経過報告の後、来賓を代表して一力一夫河北新報社会長、松良千廣常盤木学園理事長(宮城県私立中学高等学校連合会会長)の祝辞があり、勝股康行七十七銀行相談役の乾杯の音頭で歓談に入った。歓談の合間には、小出秀文日本私立大学協会事務局長、星宮 望東北学院大学学長、佐藤次吉仙台工業高等学校校長、荒井富雄仙台市立八木山中学校校長のスピーチ、祝電披露等があり、終始和やかな雰囲気のなか盛会裏に終了した。
  なお、これに先駆けて見学会も行われた。

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