平成18年10月 第2248号(10月4日)
■入試選抜で私大協会へ要望
全国高等学校長協会家庭部会
全国高等学校長協会家庭部会の島田悦郎理事長(都立上野忍岡高校長)と同進路調査研究委員会の小峯健治委員長は、去る九月二十八日、日本私立大学協会を訪れ、「家庭に関する学科等卒業者の入学者選抜について」要望した。
これは、高校の専門学科である家庭科で学んだ生徒たちの大学への進学希望が増加していることから、(1)家庭に関する学科の卒業者が大学に進学し、その専門性をさらに深めることができるよう、家庭に関する学科の卒業者を対象とした推薦入学枠の設置・拡大、(2)家庭に関する学科の卒業者を対象とした特別選抜の導入・拡大、(3)同校長協会及び家庭科教育振興会で実施している「文部科学省後援・被服製作技術検定、食物調理技術検定、保育技術検定」の合格者等に対する特段の配慮、(4)専門教科としての家庭科の科目を入試に加えるなどの配慮、の四項目を要望するもの。
特に、(3)の評価を入れることを強調した。
同協会としては、理事会及び教務関係の研修会等において、各加盟大学へ要望内容を紹介し、検討方を図っていきたいとしている。