平成18年9月 第2244号(9月6日)
■学校法人会計のすべて ― 会計基準と税務の詳解 ―
編著 齋藤力夫
平成十七年四月、私立学校法の五五年ぶりの大改正が施行され、学校法人のガバナンス制度の改革と管理運営のための整備が図られた。これに即応して、情報公開制度が義務付けられるとともに、学校法人会計基準の改正が行われ、基本金制度の実態表示のための改正と注記事項の充実を中心として会計基準の改善が行われた。
執筆者は、学校法人会計と税務に詳しい公認会計士、税理士とシステムエンジニアと多彩な顔ぶれ。
同書は第一章学校法人会計基準の制定と改正、第二章学校会計の基礎知識、第三章帳簿体系と勘定科目、第四章学校法人事務局のシステム化、第五章学校簿記の仕訳から記帳まで、第六章資金収支計算のしかた、第七章消費収支計算と財産計算のしかた、第八章基本金の考え方と計算のしかた、第九章計算書類注記事項の実務、第一〇章部門別区分のしかた、第一一章収益事業と補助活動・周辺会計、第一二章予算の編成と執行のしくみ、第一三章監査の実務、第一四章具体的な総合演習例、第一五章税務の実務、さらに資料など、あらゆる観点からわかりやすい解説が行われている。
学校法人会計のすべて
会計基準と税務の詳解
編著者・齋藤力夫、定価本体四四〇〇円+税 A5判六七二頁、発行所 株式会社税務経理協会 東京都新宿区下落合二ノ五ノ一三、TEL〇三-三九五三-三三二五(営業)。