平成18年9月　第2244号（9月6日）

■労働力調査

７月の完全失業率４.１％　就業者数は増加続ける

　総務省では八月二十九日、平成十八年七月の労働力調査の結果を発表した。
　1、就業状態別人口
　　前年同月に比べ、労働力人口は一一万人（〇・二％）減少、非労働力人口は三一万人（〇・七％）増加した。
　2、就業者の動向
　　就業者数は六四二一万人で前年同月に比べ一一万人（〇・二％）増、一五か月連続の増加となった。男性は七万人、女性は三万人それぞれ増加した。
　　雇用者数は五四八二万人で前年同月に比べ七三万人（一・三％）増、一七か月連続の増加となった。
　　自営業主・家族従業者数は九〇三万人と前年同月に比べ六二万人減、一二か月連続の減少となった。
　　非農林業雇用者数及び対前年同月増減では、非農林業雇用者は五四四〇万人と七四万人（一・四％）増、一九か月連続の増加。常雇は四六九九万人と七六万人（一・六％）増、一七か月連続の増加。臨時雇は六三四万人と二万人（〇・三％）減、一五か月ぶりの減少。日雇は一〇七万人と前年同月と同数だった。
　　企業の従業者規模別非農林業雇用者数及び対前年同月増減では、一〜二九人規模が一六九一万人と二七万人（一・六％）増、七か月連続の増加。三〇〜四九九人規模が一八八七万人と二八万人（一・五％）増、一九か月連続の増加。五〇〇人以上規模が一二九二万人と三〇万人（二・四％）増、一五か月連続の増加となった。
　　主な産業別就業者数及び対前年同月増減では、農林業は二七二万人と二五万人（八・四％）減少、建設業は五五八万人と四万人（〇・七％）減少、製造業は一一六〇万人と九万人（〇・八％）増加、運輸業は三三七万人と一五万人（四・七％）増加、卸売・小売業は一一〇三万人と二八万人（二・五％）減少、飲食店、宿泊業は三四五万人と一七万人（五・二％）増加、医療、福祉は五六四万人と三万人（〇・五％）増加、サービス業は九四五万人と一八万人（一・九％）増加した。
　3、完全失業者の動向
　　完全失業者数は二六八万人と前年同月に比べ二一万人（七・三％）減で八か月連続の減少だった。男性は一一万人（六・三％）、女性は一〇万人（八・七％）それぞれ減少した。求職理由別完全失業者のうち、「勤め先都合」は五九万人と前年同月に比べ一二万人、「自己都合」は一〇三万人と九万人それぞれ減少した。
　　完全失業率は、四・一％と前月に比べ〇・一ポイント低下した。男性は四・二％と前月と同率、女性は三・九％と前月に比べ〇・三ポイント低下した。
　（１）、年齢階級別
　　男性は一五〜二四歳、二五〜三四歳、三五〜四四歳及び五五〜六四歳の各年齢階級で、完全失業者数及び完全失業率ともに前年同月に比べ減少（低下）した。
　　女性は一五〜二四歳、二五〜三四歳及び三五〜四四歳の年齢階級で、完全失業者数及び完全失業率ともに前年同月に比べ減少（低下）した。
　（２）、世帯主との続き柄別
　　完全失業者のうち、世帯主は六三万人と前年同月に比べ八万人減少した。