平成18年9月 第2244号(9月6日)
■大学と高校等が連携 知的探究心を育成
独立行政法人科学技術振興機構(JST・沖村憲樹理事長)は先ごろ、学校、教育委員会等管理機関と大学・科学館等との連携により、児童生徒の科学技術、理科・数学(算数)に関する興味・関心と知的探究心等を育成する活動に対して支援を行う、サイエンス・パートナーシップ・プロジェクトに係る「講座型学習活動」及び「教員研修」の平成十八年度二次募集の選定結果を発表した。それによると、講座型学習活動では三四四件の申請から二八一件が、教員研修では六〇件の申請から五六件が、それぞれ採択された。主な企画と実施機関は次のとおり。
■講座型学習活動
【プラン初A】五三件▽科学体験教室…武蔵工業大学、▽知能ロボットの仕組み…近畿大学生物理工学部知能システム工学科など
【プランA】一八〇件▽南極からの遠隔授業と研究を支えるインターネット技術…埼玉工業大学、▽ぼくらは環境探偵団in武蔵野大学…武蔵野大学、▽バルサブリッジ・コンテスト…金沢工業大学、▽物質科学から環境問題へのアプローチ…静岡理工科大学、▽クスリを知ろう…神戸学院大学、▽人間とコンピュータ科学の調和―デジタル技術と現実世界…倉敷芸術科学大学、▽情報システム技術の体験実習―視覚・画像処理から集積回路・ロボットまで…福岡工業大学など
【プランB】四六件▽理数大好きおもしろ考房…学校法人近畿大学、▽理科嫌いよ、さようなら!―体感サイエンスから実感サイエンスへ…摂南大学、▽福岡県立豊津高等学校との高大連携によるインターンシップ…西日本工業大学など
【プランC】二件▽みんなで作るCO2濃度マップ…名古屋産業大学など
■教員研修
▽ゲノムサイエンス時代の理科教育…東京電機大学理工学部生命工学科など